非行の種類・言葉づかい(タメ語)
もし、あなたの周りにいる中学生以上の子どもで、年上の人間と話をする際に無理にタメ語を使おうとしている場合、それは非行の兆しになるかもしれません。
当然のことながら、非行に走ろうとする生意気な子どもは大人と話をする際、タメ語を使おうとします。
日本人は通常、明らかな年上と話をする際は、敬語を使わなければ居心地が悪いものです。年上やあまり親しくない人と話をする際、自然と口から出てくるのは敬語のはずです。敬語を含まない言葉は、無理に意識しないと出てきません。
その辺りは中学生にもなればわかるはずです。日本中の多くの人が敬語を使って話をしており、その中で生活している日本人にとって、敬語は自然と出てくるものです。
それなのに、無理にタメ語を使おうとしていることは、「俺は非行に走る」「生意気になる」という意識の表れでもあります。
大人と話をする際にタメ語を使い、「非行に走るのに言葉のスタンスを変える」というのは、非常にコストパフォーマンスが高いものです。変えるのは、自分の口から出てくる実態のない言葉です。その言葉から「です」「ます」を外すだけなので、自分の意識ひとつで変えられます。
その上、タメ語を使うというのは影響力があります。自分でも「目の前のこの人と対等に話している」という実感が得られます。一気に背伸びができるのです。
友人と一緒にいようものなら、影響力はもっと高まります。友人からは「あいつは大人とタメ語で話している」と意識され、それは「ワル」というレッテルをはっきりと自分に貼る行為になります。
言葉を変えるだけで、自分でもワルへの階段を登っていることが実感できるし、周りにも意識させることがきる。それが言葉づかいの威力です。
法には一切引っかかりません。しかし「言葉づかい」、無理にタメ語を使おうとすることは、ワルへの階段を登る行為であり、立派な非行の兆しなのです。
関連する投稿
- 犯罪を引き起こす要因、犯罪を減らす方法
- 犯罪をなくすためにできること。犯罪を3つに分類して対処する
- 金、地位、名誉をバカにする態度。「高踏的」を紹介する
- 非行グループから息子を離したいのですが、良い方法ありませんか?
- たとえば、子どもに無理にご飯をたべさせることの功罪
現在の記事: 非行の種類・言葉づかい(タメ語)