お金とやりがい、どちらをとるべきか。幸福の三要素とは
この間、仕事仲間と「お金かやりがいか」って話になって、その時に話したことを書きます。
仕事において「お金をとるか、それともやりがいをとるか」っていう話はどこにでも転がっている話ではあるんですが、これの答えは決まっているんですよね。やりがいです。
時々、「お金の方が大事だ」っていう人がいるんですが、そんな人でも、あんまりお金にならないような仕事をしている。博打をうつような、当たれば一攫千金のような仕事はいくらでもあるのに、一定額の給料をもらる仕事をずっとしている。ってことは、本人も「お金以外の価値観」を持ってるってことだと思います。自覚が無いにしろ。
で、仕事においてはお金よりもやりがいではあるのですが、「仕事はお金よりもやりがいだ!」って言った際に、「じゃあやりがいって何?」って話になると思うんです。どうすればやりがいを感じられるのか。充実感とか達成感とも言えるのですが、ここでは幸福感と統一しましょう。
どうすれば仕事で幸福感を感じられるのか。どうすれば幸福感を感じる仕事ができるのか。
僕は、好きなことを好きと言えることが幸福を感じるうえでは大事だと思います。好きなことを好きと言えるようになることです。好きなことって、口にする上で一番良いにくいものだと思うんです。なので、好きなものを好きと言えるのであれば、大抵の言いたいことは言えるようになると思います。
言い換えると、言いたいことを言える環境、ということです。素直になれること、です。
で、どうすれば好きなことを好きと言えるようになるのか。僕は、3つの要素が必要だと思います。好きなことを好きと言うための三要素です。
自由にものを言える環境
まずは自由にものが言える環境、必要ですよね。たとえば仕事でも、言いたいことを言えないとたまっていくのはストレスばかりです。「風通しのいい環境」なんてのが言われていますが、それだけ職場ってのは風通しが悪くなりやすいんでしょうね。
子どもの時に、好きな子に好きと言えなくて苦労した人もいると思います。悶々とした中高生活を送っていた人もいると思います。どんなに素直に好きと言えれば楽になれたことか。
子どもときは好きな子に好きと言えず、大人になってからは好きな仕事を好きと言えず。僕たち人間の人生はいかに本心を口にすることができるか。いかに好きを好きと言うかの闘いの歴史でもあるようです。
自分の好きを知っていること
これも大事ですよね。自分が何を好きで、どんなものに興味を持っているのか知っていること。アイデンティティの確立のことです。
自分は他人と比べてどう違くて、どんなところが強みになるのか。どんなところが弱みになるのか。何をしている時に心地よさを感じるのか。こだわりたいものは何なのか。子どもの頃はどうだったのか。小学生の頃、中学生の頃、高校生の頃、何に興味があったのか。
自分が何に興味を持っていて、何に対して好意を感じるのかを知らなかったら、いくら自由にものを言える環境があったとしても出てくるものがありませんから。
自由にものを言える環境の中で確立されてくるものでもあると思います。アウトプットをすることで頭の中が整理されてきて、自分がわかってきます。言葉にできるほどハッキリとしていないものが、言葉にすることで色がつけられてきて形が作られていきます。
好きを好きということが幸福に繋がることをわかっていること
好きを好きって言うことが、幸福に繋がるってことをわかっていない人、多いと思います。日本には無口が美徳とされる文化があるので、なかなか自分の意見を言うことで気持ちが良くなることを体感できる機会も多くないと思います。
「哲学の教科書」っていう本に書いてあったんですが、日本人は欧米人に比べて、言葉で伝えることに対する信頼度が低いそうです。欧米人っていうのは、とにかく自己主張します。相手をこてんぱんにのすまでに、間違っていてもとにかく自分の考え、自分の意見を相手に伝えようとするんです。
だから、哲学のような頭の中の様子を細かく言葉に乗っけて表現するような文化が欧米で花開いたのに対して、日本ではなかなか花開かない。
言われてみればそのとおりで、なんとなく僕たちっていうのは、言葉で伝えることに「ムダだ」って言うことを思っていないでしょうか。「言葉で言ってもムダだ」と思って、誰に対しても何に対しても、言葉で伝えることを諦めがちだと思います。
けれど本当は伝えたいんですよね。わかってほしいんです。自分の考えを。だれだって。いつの間にか「伝えようとしても意味がない」っていうことに慣れてしまっているのではないかと。そんなことが、幸福を取り逃がしているんじゃないかと思います。
純粋に気持ちがいいんですよ。文章を書いたり、話して人に伝えたり。自分の考えを頭の中だけでなく、目の間に吐き出すから客観的にみる事もできるようになる。ブラッシュアップできるようになりますし。
というわけで、どうしたらやりがいのある仕事ができるようになるのか。それには好きなことを好きと言えることである。そのためには、
自由にものを言える環境
自分の好きを知っていること
好きを好きと言うことが幸福に繋がることを知っていること
の3つの要素が必要なんじゃないかと思います。
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ようやくできました。「妄想スナイパー理論」です。タイトルは「インパクトがある方が人目につくかな」と思って、こんなタイトルにしていますが、中身は「犯罪と非行をなくして、思いやりを育む方法」になります。
思いやりってけっこう、掴みどころのないものだと思うんですよ。昔から「思いやりを持ちなさい」とか「思いやりが大事です」なんて周りから言われることは多いと思いますが、「それって何なの?」「それってどういうこと?」と聞かれた場合や、「どうやって持つことができるの?」と疑問に思ったときに、うまく答えられないと思うんです。
そこで、一つの具体案として、「思いやりとはスナイパーのようなものだ」というのを示したいと思います。スナイパーとは、遠くから銃で相手を狙う、狙撃です。思いやりとは、スナイパーのようなものなのです。もちろん、思いやりは頭の中のことなので、実際に銃なり狙撃なりはしませんが、遠くから狙うすスナイパーと思いやりは、似ているんです。
スナイパーと思いやりはどうして似ているのか。スナイパーと思いやりの間の共通点とは何なのか。スナイパーと思いやが似ているのだとしたら、思いやりを育むにはどうすればいいのか。そんなことを、この小冊子に載せました。35,222文字です。目次はこちらで公開しています。
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