非行に走る子どもの特徴って?

2018.11.02 (金)

「非行に走る子どもの特徴は?」「どんな子どもが非行に走るの?」「どんな環境で子どもは非行に走るようになるの?」

 

 

子どもが非行に走る理由は色々あるのですが、その一つは考えが浅い事です。深く物事を考えられない。短絡的である。っていう事です。それは「想像力がない」という事でして、「相手のみになって考えられない」ということでもあります。自分の価値観にとらわれて、自分以外の価値観がある、という事を忘れてしまっています。自分の価値観に固執してしまって、状況や相手に応じて柔軟に対応する事が出来なくなっているのです。

 

 

それを更生させるには、周りの大人が優しさを持つしかありません。子どもは周りの人間の影響を受けて成長します。周りの大人が、自分の価値観に固執せず、状況や相手に応じて柔軟に対応する事ができる、優しい人間であれば、いずれ子どもも同じような価値観を持つでしょう。周りの大人が優しさを持てば、その中にいる子どもも非行に走る事はないのではないでしょうか。

 

 

どこか理想論のように聞こえますが、これしか方法はないのだと思います。もちろん積極的に非行をさせなくする、いわゆる「強制力」を持った方法もあるのでしょうが、子どもがどっちに転がるかは誰にも分かりません。「勉強をしろ」と言ったところで「する」か「しない」かは、その子ども次第なのです。理想論とも聞こえるこの方法に頼らざるを得ないのです。

 

 

優しさとは、状況や相手に合わせて柔軟に対応できる、自分の考えにとらわれない、という事です。人は大なり小なり、硬いなり柔らかいなり、個人差はあれど、自分の考え、というのをそれぞれ持っています。この自分の考えは「常識」とも言えます。いつの間にか、周りの世界を自分の枠にはめて見ているのです。線を引いて世の中を見てしまっているのです。

 

 

常識と偏見に違いはないと思います。どちらも「自分の味方」であり「個人の考え」です。どこまでが常識でどこからが偏見だとい違いはありません。

 

 

この線を「変えられない絶対的なもの」としてとらえるか、「必要なら変えてしまう便宜上のもの」としてとらえるか、それが優しさを持っているかどうかの違いになります。世の中に引いた線をあくまで目的として見るか、単なる手段と見るかの違い、とも考えられます。

 

 

優しさとは、身の回りの出来事を見たときに、自分の常識、つまり引いてある線の方が間違っているのではないか? ということに気付けるかどうかです。

 

 

人間には、知っていることよりも知らないことの方がたくさんあります。「無知の知」と「無知の無知」の間に壁を作ってしまうのは仕方のないことですが、この壁を絶対的なものと捉えるのは非常にもったいないことです。世界を自ら狭くしてしまっています。世間を自分の狭い価値観で見てしまって、他の価値観を許さない、いわゆる優しくない状態になってしまいます。

 

 

世の中に引っ張った「線」を、必要に応じて変えられる便宜上のもの、ととらえること。「非常識」な人を見たときに、「間違っているのは自分の方ではないか」と線を引っ張り直す考えを持つこと。それが優しさなんです。そんな優しい人間が溢れれば、非行に走る子どもはいなくなるでしょう。

 

 

非行に走る子どもの特徴は、考えが浅いこと、柔軟性がないこと、線にとらわれていること、具体にとらわれていること、抽象を想像できないこと、なのです。

 


 

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非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。

 

子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。

 

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