子どもを非行に走らせないために意識することとは
子どもの非行を防ぐには、囚われないことが必要だ。囚われないようにするには、自分の心の奥底にある本音と対話しなければならない。
私たちが囚われるものとは、具体的なものである。ハッキリしているもの、分かりやすいもの、そんなものに、私たちは囚われるのである。具体的なものとは例えば、当たり前と思っているものである。よく考えないと、実はどうでもいいものまで「当たり前だ」と思って日常を過ごしている。
例えばお金。よくよく考えなければ、私たちはお金に囚われてしあう。お金に囚われた結果がドロボーなのである。犯罪者とは、言い換えると「囚われている人」の究極形態なのである。
本当にお金は必要だろうか。本当にお金がなければいい人生を送れないのだろうか。もちろん、お金がゼロになってしまっては生活はできない。けれど、生活に最低限のお金さえあれば、それ以上にお金にこだわらなくてもいいのではないだろうか。
例えば学歴。本当に学歴は必要だろうか。勉強することは本当に必要だろうか。子どもの話であるが、毎日毎日学校に行って、周りに回せて席に座って授業を聞いて。確かに友達といるのが楽しいのなら学校に行くのもありだろう。授業を受けて世界の広がりを感じることができるのなら学校に行くのもありだろう。
だが一回、立ち止まって考え直した方がいい。学校の友達と話をすること。数ある授業の中の体育や図工。そのわずかの楽しみを得るために、膨大な時間を無駄にしてはいないだろうか。一日にある24時間、棒に振っていないだろうか。
知らず知らずのうちに「当たり前だ」と思っていることは、私たちの生活を侵食している。この侵食を止めなければならない。当たり前の侵食を止めるには、自分の本音を探すこと。「自分は本当は何を望んでいるか」に敏感になることである。
もちろん、本当にやりたいことがあったとして、それが実現できるかどうかは分からない。犯罪は許されないし。「あいつをブチ殺してやりたい」のが本音だからと言って、それは実現しないだろう。けれど、日常にたくさんある「当たり前」の中で、見えなくなっている「本音」を意識することが、囚われた結果である非行や犯罪を防ぐ方法なのである。
世の中はもっと生きやすいはずだ。犯罪に走らなくても、非行に走らなくても、無理をしてそんなことをしなくても、世界はもっとゆるくていいはずだ。自分が本当にしたいことを意識すること、それが子どもの非行を防ぐ方法なのである。
「素直さ」を考えるセミナーを定期的に開催しています。スケジュール・詳細はこちらをご覧ください。
自己中が思いやりに、
生真面目が寛容に、
怒りっぽさが優しさに、
そして非行が素直に変わります。
心よりお待ちしております。
[contact-form-7 id=”10255″ title=”セミナー申込みフォーム”]
30分の無料相談を承っています。子ども、非行、犯罪、警察対応、などのキーワードで気になりましたらご利用ください。基本はウェブ会議アプリを使ってのオンラインですが、電話や面談も対応できます。
モヤモヤ状態のあなたが、イキイキとする無料相談です。次の一歩を踏み出すために、お気軽にお問い合わせください。
下記お問い合わせフォームで「相談希望」である旨をお知らせ下さい。
[contact-form-7 id=”2700″ title=”お問い合わせ”]
プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。
非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。
子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。
頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。
[contact-form-7 id=”4057″ title=”小冊子ダウンロード”]
関連する投稿
- 犯罪を引き起こす要因、犯罪を減らす方法
- 犯罪をなくすためにできること。犯罪を3つに分類して対処する
- 金、地位、名誉をバカにする態度。「高踏的」を紹介する
- 非行グループから息子を離したいのですが、良い方法ありませんか?
- たとえば、子どもに無理にご飯をたべさせることの功罪
現在の記事: 子どもを非行に走らせないために意識することとは