非行の兆しを見せた子どもを非行に走らせない、とっておきの見方

2018.12.30 (日)

子どもを非行に走らせないためには、非行の兆しを見せた子どもを素直に成長させるには、見えないものを見ようとする事が必要です。見えないものを想像しようとする事。モヤモヤとした分かりにくいものを想像する事。そんな、具体的なものにとらわれない考えが必要です。

 

 

というのも、具体的なものっていうのは表面的である場合が多いんです。逆に、モヤモヤとした抽象的なものっていうのは、本質的である場合が多いんです。だけど、抽象的なものを見るのっていうのは、難しいんです。なぜなら、抽象的なものっていうのは、つまらないから。面白くないから。モヤモヤとしているものだけに、現実感がない。だから、モヤモヤとしたものを捉えようというモチベーションんが上がらないんです。やる気にならないんです。

 

 

それに対して具体的なものっていうのは、面白いです。はっきりとしているので、現実感もあります。手応えもあります。やる気になります。モチベーションも上がります。だけど、表面的である事が多いんです。そこに物事の本質は含まれていないんです。

 

 

昔、私はバスケをしていました。バスケ部だったんです。で、みんな具体的な練習をしたがるんです。華があるプレーをしたいんで、その練習についつい熱が入ってしまうんです。実戦形式の練習ばかりをやっていました。で、下手くそだったんです。うちのチームは。

 

 

実戦形式の練習ばかりで上手くなるわけがないんです。もっと基礎的なことをやらないと。実戦形式の練習って面白いし、分かりやすいし、やりたくなるのもわかるんですが、そこに上手くなるための本質はないんです。

 

 

そもそもバスケの連中ってのはバスケに興味があって入ったんですが、やっぱり試合を見て憧れてはいるんですよ。バスケの試合のスピード感とかゲーム性とか。だから、分かりやすいものにとらわれると、試合形式の練習しか頭になくなるんです。

 

 

自分が見て憧れたプレーを試合形式の練習の中で使おうとします。で、未熟なままいつまでも続けるんです。華があるし、面白いし、考えなくて済むので楽だし、良いとこだらけです。

 

 

だけど、本当に上手くなろうとしたら、基礎こそ大事なんですよね。赤木の「基礎が大事!」ってことです。ダムダムこそが基礎ですし、そこにこそ上手くなるための普遍があるんだと思います。ボールを体になじませる事。バスケットボールを体の延長のように扱えるようになる事。体の一部のように、バスケットボールを操作できるようになる事が、バスケでは上手くなるための方法なんです。

 

 

基本的にはこれだけなんですよ。シュート練習にしたって、ドリブルにしたって、突き詰めていくと、どれだけボールを扱えるかなんです。普遍なんです。時代で流行ったり廃ったりしないんです。基礎的な練習ってのは。

 

 

時代によって流行り廃りがあるのが、具体的な練習です。比較的、表面的なものを身に着けるための練習です。形から入る、とも言います。私がバスケ部の時はマイケルジョーダンがまだ現役でプレーしていたんで、彼のプレーを真似る人が多かったと思います。

 

 

そのあとはコービーブライアントが来て、アレンアイバーソンとか。それから今は、ステファンカリーでしょうか。その時代時代の花のある選手を真似る練習をする人っていうのは、必ずいます。それでも良いんです。そんな華のあるプレーを練習することは、モチベーションになりますから。

 

 

だけど、そこには上手くなるための本質はないんです。本質っていうのは、一見地味なものです。面白くもないもの。みんなが目を向けないものです。ひたすらにハンドリングをやったりとかです。

 

 

子どもの非行にしても、具体的なものにとらわれていては、本質は見えません。子どもと接していると、いろいろな問題に差し掛かります。習い事から健康関係まで。でも、「どっちが良いか迷っている」ような、二択を迫るような具体的な問題は、どうでも良いんです。どっちでも同じです。

 

 

選択肢が見えるような具体的なものにまでなったら、その問題への回答は「どっちでも良い」になると思います。というか、選択肢が見えるくら具体的になった時点で、もう一つ上の視点を想像するべきだと思います。

 

 

例えば、ゲームをさせた方がいいとか、させない方がいいとか。どっちでもいいんですよ。子どもがゲームをしようとしなかろうと。大事なのは、もう一つ上の視点です。これも例えですが、「そもそも人生では何を目指しているのか」とか「子どもどうなって欲しいのか」とか「何が生きがいなのか」とか。

 

 

上の視点の問題を考えることによって、それよりも具体レベルの問題は自然と答えが出てくるようになるでしょう。上位で問題が解決されると、それよりも下位の問題は、自然と答えが見えるようになるものです。例えば「主体性」が大事なんであれば、ゲームを子どもにさせるかどうかは、親が考えることではないんです。子どもが選ぶものなんです。だから「ゲームをさせたほうがいいかどうか」等ん台に対しては、「どっちでもいい。子どもは何て言ってるの?」ということなんです。

 

 

我々は具体ってのに囚われやすいです。具体は分かりやすいしハッキリしています。だけど、それゆえ本質的ではなく、表面的なんです。

 


 

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プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。

 

非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。

 

子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。

 

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