治安を担うあの組織にはなぜ信頼がないのか
それは透明性がないからです。
信頼できる人や組織の条件には、透明性が必要です。
もちろんそれは、いくつかある条件の中の一つです。フィジカル的な強さだったり、精神的なタフネスだったり、優しさだったり。それらが総合的に評価されて、信頼されるに足る組織が出来上がるのです。
その信頼できる組織のいくつかある条件の中に透明性があります。透明性は、信頼に足る条件の中で割合が大きいものです。なぜなら、見える箇所ばかりを取り繕っていない事をアピールしなければならないからです。
見えるところばかりではない、一般的には見えないところも含めて、「私は信頼できる人間ですよ」というのをアピールしなければなりません。それは、見ようと思えばいくらでも見れる環境だからです。情報を得ようと思えばいくらでも得られる環境だからです。テクノロジーの恩恵で。
治安を担うある組織に足らないのは、透明性です。そのために信頼を確保できないでいます。古いんです、考えが。もはやあいまいなままで事が完結する時代じゃありません。「知っている人だけが知って入ればいい、相手が知らないから進められる」なんていう進め方だから、誰にも信頼されなくなっている。
「どうせ裏で何か悪いことをしてるんじゃないの?」という問いに答えなければばならない時代です。積極的にアピールしなければなりません。「ほら、この通り悪い事なんかしてませんよ。見てください。」と言えなければなりません。
法を使って社会の治安を担うっていう事が、時代と合わないのかもしれません。法律に明記されていることに頼っていたら、社会の治安なんか守れません。どんどん時代が変わっている。どんどんテクノロジーが進歩している。どんどん逃げ道が見つけられる。
その中で、まっとうに正当に理想論だけで社会の治安なんか守れるはずがありません。
どんどん社会の流れが急速になる中で、あの組織だけが流れまいと足を踏ん張っています。いずれ組織ごと流れていくでしょう。
すでに端の方から末端が踏ん張りきれずに流されてしまってます。流されまいと無理な勤務を強いるから、踏ん張って踏ん張ってそれでも流されるんです。組織から外れて流された末端は、組織の指示に従ったとても従順な者だったはずです。
透明性の確保という時代の流れの中で、いつまでも流されまいと踏ん張りきれるものではありません。
自ら情報公開、その公開したことに責任をもつ
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