体に自信をつける本〜筋トレとランニングが人生のパフォーマンスを最強にするトレーニング

2019.06.14 (金)

 

『「女の子にモテたい」とか、不純な気持ちでもいいから筋トレを始めてみよう。体が格好良くなって自分に自信がつくし、そうすると前向きになって人生のパフォーマンスが上がるのでオススメですよ』という本になります。終始軽いノリの文章になっており、筋トレ=ハードトレーニングのような想像を払拭して、読者を筋トレへと誘う仕掛けになっているのだと思います。

 

 

目標がある人っているでしょうか。最近では「自分がやりたいことがわからない」なんて声も若者を中心に聞かれるので、もしかしたら目標を持っていない人もいるかもしれません。逆に、大きな目標を持ってそれに向かってまっしぐらに邁進中、という人もいるかもしれません。

 

 

「夢は大きく」なんて言いますが、実際に大きな夢を持ってみると、押しつぶされそうになります。大きな夢と、今いる自分の位置があまりにも離れすぎていて。大きな夢に対して自分の位置がちっぽけ過ぎて。毎日毎日コツコツとやっていても、なかなか結果が表れない。今までやってきたことって、何か間違いだったんじゃないの?なんて思って、それまでの努力を無駄にして夢を諦めてしまう、なんてことあると思います。

 

 

大きな夢は持ったがいいが、その大きな夢に押しつぶされないために、夢を諦めないために、アドバイスを一つ。「無理かも」と思った時は、ハードルを下げることがオススメです。ハードルを下げて、とりあえずやり切ることを優先するのです。10のうち、ずっと10を続けていることが理想なのですが、現実的に「無理だ」と思う時もあるでしょう。そんな時は、辞めるのではなく、ハードルを下げるのです。完璧にこなそうとせず、7なり5に下げて、その上でやり切ることを目指すのです。

 

 

昔遊んだRPGでも、同じようなことをやっていたはずです。例えば「北の洞窟」に行ってボスを倒さなければならないとします。実際に来たの洞窟に行ったはいいけれど、敵が強過ぎてすぐに全滅してしまった。ダンジョンの半分も進めなかったとしたらどうするでしょう。

 

 

ゲームを諦めますか? そうではないですよね。レベル上げ、ですよね。まだそのダンジョンに挑むだけのレベルでないのであれば、フィールド上でのレベル上げが必要になるんです。北の洞窟に向かわず、日ひたすらに雑魚キャラを倒す日々をこなさなければならないんです。

 

 

日常でもこれと同じと言えます。ハードルを越えられそうになかったら、一旦ハードルを下げる。そうすると、モチベーションを失わずに完遂することができます。

 

 

筋トレも、続けることで威力をはっきりする分野です。ただ、その続けることが難しい。グラップラー刃牙のジャックなんかのようにオーバーワーク前提でやれることがどれだけ羨ましいことか。ジャックは手が耐えられなくなってバーベルを勝手に落として、ようやくトレーニングが終わるんです。1日に30時間という矛盾、です。

 

 

そこまででなくとも、毎日続けようとするのが普通でしょうが、それだと続かないことも多いと思います。そんな時は毎日でなく、「時々休んでもよし」としたり、「時間を短くする」としたり、とにかく「諦める」ではなく、「やり切る」ことを目指すのです。そうすれば形はどうであれ、続いていることに変わりはありません。

 

 

何事も続けることが大事なのであって、形は気にするところではありません。たとえ中身がどうであれ、どの中身がいいのかは、後になって見なければ分からないでしょう。格好悪くても、内容がなくても、合格ラインギリギリでも、とにかく続けることが大事であって、それで見えてくるものがあるはずです。続けるためのコツは、諦めそうになった時にハードルを下げることです。

 


 

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