子育ては突き進むしかない

2019.06.30 (日)

たとえば私は、うまい文章を書けるようになりたいと思っています。文章を上手く書けるようになりたいと日々思っております。実は、不安でしょうがないんです。毎日毎日、文章を書いている。楽しくて書いている。けれど同時に、不安でもあるんです。「どうして自分は文章が下手なのだろう」とか「なんでもっと上手く文章が書けないんだろう」とか。隣の芝生も青く見えます。ウェブを見ていたり、本を読んでいたり、うまい文章と出会った時に、勝手に悔しがってしまいます。そもそも私は、まだ文章を書き始めて浅いんです。一ヶ月に何万字も書き始めて、まだ2年くらいしか経っていません。なのに、ウェブを見ていたり本を読んでいて出会う文章、その文章を書いている目に見えない著者を思い浮かべて、「コンチクショー」などと悔しがっているのです。

 

 

 

でも思うに、この悔しい気持ち。これこそが、正しい道を示しているのではないかと思うんです。「自分には、うまい文章を書く素質がないのではないか」と不安になるこの気持ちが、自分をうまい文章を書く道を間違いなく進んでいる唯一つの道しるべなのではないかと思うんです。「我不安になる、故に我あり」みたいな。ちょっと違うか・・。

 

 

というのも、不安になるということは、周りを見えているからだと思うんです。自分の世界にこもらず、きちんと周りの情報を集めている。世界は広いですから。自分よりもうまい文章を書く人がたくさんいるのは、冷静に考えれば、少しも不思議ではありません。むしろそっちの方が正しいです。何より自分はまだ、日が浅いのですから。書いている文書の絶対量がまだまだ足りないのですから。下手くそでも全然、不思議ではないのです。

 

 

けれど、文章を書いているとどうしても不安になってしまう。自分の至らない点が目について、自分の文章の下手さ加減に気になって、不安が頭から抜けない。不安だから、「もっと上手くなりたい」と思うから、余計に「頭にもっと仕入れなきゃ」と思ってしまう。仕入れる。本を読んで、動画を見て、人と会って。そうすると、今度は書きたい衝動にかられる。何か自分でも「これを言いたい」という意見が自分の中から湧き上がってくる。そうして、なおも文章を書きたくなる。衝動にかられて文章を書いていると、また冷静になって不安が訪れてくる。この繰り返しです。

 

 

上手くなるには、この不安を押しのけた向こうにある中を進まなければなりません。夢を追いかけていれば、不安になるのは自然なことであって、少しもおかしいことじゃない。当たり前のこと。要は、それでも進んでいけるかどうか。不安ながらも、その不安を押しのけながら、前に進めるかどうか、です。

 

 

ここで大事なのは、不安じゃなければいけない、ということだと思います。不安であることが正しい道を進んでいることの証明です。必要なのは推進力。不安を常に隣に感じつつも、それでもかき分けていく前進する力。雪かきをしながら進む車や、海氷を砕きながら進む船をイメージしてもらえればいかがでしょう。抵抗の中を進むのです。自分の興味にある分野であれば、自分が夢がそこにあるのであれば、周りが気になるのは、人間だからです。考えることができるから、自分の立場に不安を感じるのです。

 

 

「プレッシャーを推進力に!」というのを聞いたことがあると思います。抵抗があるからこそ、その抵抗に逆らって進むからこそ、力がつくのだという。プレッシャーは必要です。で、そこに私はもう一つ、プレッシャーが必要な理由をつけたいと思います。プレッシャーがあるからこそ、その道が正しいと言える。正しい道を進んでいるから、プレッシャーを感じる。不安を感じることは、悩んでしまうことは、深く考えてしまうことは、人間として当たり前であり、正しい姿勢、間違っていない証拠となるのです。

 

 

だから、やってみるしかない。不安と戦いながら。悩みながら。文書が上手くなりたいのなら、自分の文章に不安があってしかるべき。「キチンと子どもに成長してほしい」という優しい心があるのなら、子どもの成長に不安があって当然。不安があること自体を不安に思ってはいけません。不安があるからこそ正しいのです。間違っていない証拠。不安を感じつつ、けれど不安を気にせずに、突き進むしかないのです。

 


 

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