「小学校低学年の非行・原因や心理・子育て」の本心を伝えられているか
伝わる言葉とは、どういう言葉でしょうか。それは本気で言った言葉です。心から言った言葉。本心から思っていることを表現した言葉。そのような言葉が、人の心に突き刺さります。
逆に、本気で言っていない言葉は伝わりません。相手の心に刺さりません。説得力もないし、そんな言葉は薄くて、人の心が動かされません。
例えば、テレビで不祥事を起こした警察幹部や企業の役員などが行う会見を見れば誰もが思うはずです。「表面だけ取りつくろっている感じだな」「とりあえず体裁のいい事を言っているな」「口で謝罪の言葉を言っているだけだな」と。彼らの会見が相手の心に刺さらないのは、心からの謝罪によるものでないから。彼らは口では誤っているけど、本心では別の事を考えています。本音と建前です。「俺のせいじゃないのに」とか「こんな状況をつくった世間が悪い」などと思っていたり、組織を意識して本心が言えない状況にあるのです。
昨日、コラムで「伝え方が9割」(ダイヤモンド社・佐々木圭一著)という本の書評を書きました。この本では、人の心に刺さる言葉のレシピを紹介しています。この本で紹介されているテクニックは本物だと思います。この本で紹介されているテクニックを使えば、確かに人を動かす言葉ができるかもしれません。だけどそれは、「本気で言っている」という前提があっての話です。本気で言っていないのに、上っ面を合わせただけど言葉なのに、この本で紹介されているようなテクニックを使っても、人の心には刺さりません。
人を動かすエネルギーを持った言葉、人の心に刺さる言葉は、本気で思っている言葉なのです。
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