非行の兆しを見せた子どもを動かすため、話しかける際のポイントとは
非行の兆しを見せた子どもを動かすため、話しかける際のポイントは、「中立」であることです。
例えば、学校になかなか行こうとしない子どもに対し、無理やり行くように言っても、本心から学校に行きたいと思うようにはなりません。行ったとしても渋々であり、そのシワ寄せは、いつ反発しないとも限りません。
「学校に行くか行かないか」という問題で、「学校に行ったほうがいい」という意見の方に肩入れしないほうがいいのです。あくまで子どもの意見に共感し、気持ちをそのままに受け止めるのです。
こちらの意見を押しすぎることは、反発をまねくだけです。最終的な判断や決定権は子どもにあるのであって、周りはあくまで中立に、子どもの考えを尊重するに止めるべきです。
子どもの意見を尊重することは、最終的な判断を子どもが下した際の、モチベーションにも違いが現れます。他人から指示されるのと、自分が下した判断では、後者の方がモチベーションが高いはずです。
どちらかに肩入れするのではなく、一歩引いたところから、あくまで中立にです。片方の意見を組み上げるのではなく、全体を見ながら、両方の意見を尊重し、問題全体を明らかにしていきます。
その上で、「主たる問題は何なのか」「何が解決できれば、問題が解決できるのか」「学校に行くことや行かないことのメリット・デメリットは何なのか」を対話の中で明らかにしていきます。
あくまで中立で、とどちらかに肩入れせず、子どもに共感して意見を組み上げるのです。
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