右脳と左脳も具体と抽象〜右脳刺激で頭が驚くほど鋭くなる!

2019.03.14 (木)

・左脳

言語、概念、論理的思考などを司る。分析的であり物事を細分化、分割化する能力をもち、デジタル脳といわれる。

・右脳

イメージ、絵画、図形、空間パターン(形態)認識力、また音楽k非論理的直感(ひらめき)、勘(かん)などを司る。感情もこの脳が支配する。物事を全体的に捉える能力を持ち、アナログ脳と言われる。

 

これは、「左脳よりも右脳を鍛えましょう。そうすれば頭が良くなりますよ」という本。左脳っていうのは一歩一歩、確実に歩を進めるやり方に似ている。論理的に、一段一段確実にレンガを積み上げるイメージ。それに対して右脳はひらめき重視。想像っていう曖昧なものを頼りにすることになる。

 

 

スポーツの練習を想像してみるとわかりやすいのではないだろうか。例えば私は大学の頃、スキーをスポーツとしてやっていたのだが、論理に走る傾向があった。スキー雑誌を読み、脚の使い方、重心の位置、ひねり操作とカービング操作。そんなものを言葉としてインプットしていった記憶がある。

 

 

そんな「言葉」で上手くなろうとしている大学生を尻目に、スキー場には地元のスポーツ少年団の子どもたちの姿があった。まだ小学生の彼らは、私ら大学生のように論理的に言葉でスキーを勉強したりしない。イメージで滑っているのだ。コーチの滑りを見て、あとはただ滑って体が覚えるのを待つだけ。

 

 

私らのように本を読んで、文字を追って「うんうん」と唸ったりしない。子どもたちのスキーの練習の仕方は、明らかに我々とは違うものだった。彼らには笑顔があった。もちろん、私たち大学生も、楽しくてスキーをしていた。だけど、同時にとても悩みもした。なまじ言葉が達者だったばかりに、スキーを論理的に理解しようとして言葉の中で行ったり来たりを繰り返していたのだ。子どもたちが右脳でスキーを練習していたのに対し、私たち大学生は左脳でスキーの練習を捉えていたのだ。

 

 

我々日本人は、子どもの時から論理的な考え方を教えられてきた。勉強の時だ。学校での授業がまさにそうだろう。楽しさ優先というよりは、「いかに良いレールに乗るか」のような論理的な戦略重視で勉強していたはずだ。

 

 

だから、我々は油断すると生活の中に左脳が入ってくることが多い。本当は右脳と左脳、半々がいいのだろう。だけど、意識して右脳の割合を増やさないと、左脳の働きが多くなってしまう。だから、意識して右脳の割合を多くしなければならないんだ。

 

 

具体と抽象と同じ。重箱の隅をつつくが如く、人の失敗を細かく見つけようとしないで、「そんなのどうだっていいじゃん」と大雑把に見るのがいいだろう。これなんか正に右脳の使い方であろう。具体的な言葉に囚われず、イメージで捉える。具体的にならず、細かくならず、大雑把に、広がりを持って。

 

具体と抽象は、右脳と左脳からも説明できる。

 


 

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