非行少年のウソにだまされない方法とは(その2)
非行少年の話を聞いていると一瞬、「アレ」と思う瞬間があります。ほんの一瞬だけ「この話はおかしいな」「この話は合わないな」「矛盾しているな「ウソなんじゃないか」という考えが頭に浮かぶ時があるのです。それが話に対する違和感です。
ウソの話をされると違和感を感じるのです。静かな池に波紋が広がるのです。本当に小さな波紋です。しかし、心に浮かんだ違和感はすぐになくなってしまいます。
「これはウソではないのではないか」という思いが間髪を入れず浮かんできて、違和感をかき消してしまうのです。せっかく感じた違和感を、無かったものにするのです。それは「そんな時もあるだろう」とか「ウソだと指摘して、ウソじゃ無かったらみっともない」という感情です。
だから、「違和感をいかにくみとるか」が重要なのだと思います。せっかく感じた違和感を無かったものにせず、いかに違和感をくみとるかが、だまされないようにするには大事なのです。
感じた違和感をくみとって確固たるものにするには、「声に出すこと」がおすすめです。感じた違和感を相手にぶつけるのです。「それ、本当のこと?」「その話、おかしくない?」「ウソ言ってんじゃないの?」などと声に出して言うのです。そうすると、「それはウソかもしれない」と自分の心の中にはっきりとした警笛がなり、強く認識できるようになるのです。
だからできるだけ複数人で話を聞くことも手です。複数人で話を聞いていれば、声に出す事もしやすくなるからです。仲間に「ウソかもしれない」と声に出して言うことは、相手の非行少年に言うよりもハードルは低いはずです。
複数人で話を聞いていれば、違和感を感じた時に「今の話、本当のことかな。」「ウソかもしれないですね。」「話が合いませんね。」などと独り言のようにでも言うことができます。
非行少年のウソにだまされない方法は、「いかに違和感をくみとるか」です。非行少年の話を聞いていて、一瞬「アレ」と思うときがあったならば、話の中身に矛盾を感じる部分があったならば、それは違和感です。声に出すなどして、その違和感をうまくくみとりましょう。
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