「分かりやすい説明」の技術 〜 非行や子育てについて考えるためのブックレビュー

2016.11.06 (日)

 

 

相手に説明する内容はたくさんありますが、初めから最後まで、ただヅラヅラと説明をしても相手は分かってくれません。

分かってもらうにはどうしたらよいか。相手に説明をわかってもらうには、どうすればよいか。

 

著者は「分かる」という抽象的な概念を、できるだけ簡素に説明しています。著者は「相手が整理しやすいように話せ」と言っています。

 

人の説明を分かろうとするとき、説明を受ける側の脳みそには、収納ダンスのようなものが存在するようです。その収納ダンスに、次々に送られてくる説明を分類選定して入れることで、人は「分かる」のだそうです。

 

なのでポイントは、相手が収納ダンスに入れやすい様に説明することのようです。

 

要点を先に言えば、あらかじめ収納先がわかります。ゆっくり説明すれば、収納作業の時間を与える事ができます。

 

本書に記載されているポイントは、以下の通りです。特に、はじめの7コが重要なようです。

    1 聞き手とのタイムラグを知れ

    2 要点を先に言え

    3 しみ入るように話せ

    4  抽象的説明と具体的説明のバランスをとれ

    5 説明もれを防げ

    6 情報構造を浮かび上がらせろ

    7 キーワードを使え

    8 論理的に話せ

    9 比喩を使え

    10 聞き手の注意を操作せよ

    11 引率せよ

    12 「繰り返しの劣化」に注意せよ

    13 持ち時間を守れ

    14 聞き手に合わせた説明をせよ

    15 聞き手を逃すな

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