WORK SHIFT 〜 非行や子育てについて考えるためのブックレビュー

2017.02.03 (金)

 

 

2025年には、社会はどうなっていて、そこで働く私たちの環境はどうなっているのか。私たちは2025年、どの様に働いているのか。この本の発売は2012年だった様です。あと8年後です。

 

今、変化が起きているよ。テクノロジーが進化し、グローバル化が進展し、人口構成の変化と長寿化が押し寄せ、エネルギー・環境問題が深刻化しているよ。

社会も変化しているよ。家族のあり方が変わる。自分を見つめ直す人が増える。女性の力が強くなる。バランス重視の生き方を選ぶ男性が増える。大企業や政府に対する不信感が強まる。幸福感が弱まる。余暇時間が増える。

 

漫然と未来を迎えていては、暗い現実が訪れますよ。3分刻みのスケジュールで、いつも時間に追われ続けながら働いたり。リアルでは誰とも合わない、孤独にさいなまされる働き方だったり。貧困におちいってしまって、繁栄から締め出される生活だったり。

 

でも主体的に築こうとすれば、明るい未来は訪れますよ。仲間と集まって、みんなの力で大きな仕事をやり遂げたり。人との、人への共感の力で、バランスの取れた人生を送れたり。起業家になって創造的な人生を送ることが出たり。

 

暗い未来ではなく明るい未来を迎えるには、どうすれば良いのか。3つのシフトが必要ですよ。

言わば連続スペシャリストの様な、高度な専門技能を次々と身につける働き方への、ゼネラリストからのシフト。孤独に競争するのではなく、協力してイノベーションを起こす働き方へのシフト。大量消費から経験に価値を置く働き方へのシフト。

 

いい本なのだと思います。内容が濃く、しかも体系立ててあるので理解しやすいです。うまくまとめてある点が、濃いいない様を理解しやすいものにしてくれています。

 

著者は子どもを持つお母さんなので、母親視点が根底にあります。本書の中で、「そもそも子どもに未来の働き方を教える所から始まった」と述べており、著者の考えの視点にあるのは「子どものために未来の働き方を考えよう」というものです。

子どもに「こらから必要な力」を教えたい。

子どもが活躍する未来にはどんな社会が待っているのだろう。

と思っているお父さんお母さんにとって、このビジネス本は、子育て本以上に子育ての方向性を教えてくれます。

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