読んだら忘れない読書術 〜 非行防止の子育てや原因・家庭環境・少年の心理を探る
これは、読んだら忘れない読書をするための本です。本を読んだのに記憶に残っていない人は多いようです。「読んだつもりにならない読書」、「読んだら忘れない本物の読書」をするためのコツを解き明かしてくれる本です。
この本の構成は、以下のとおりになっています。
第1章 なぜ、読書は必要なのか?読書によって得られる8つのこと
第2章 「読んだら忘れない」精神科医の読書術 3つの基本
第3章 「読んだら忘れない」精神科医の読書術 2つのキーワード
第4章 「読んだら忘れない」精神科医の読書術 超実践編
第5章 「読んだら忘れない」精神科医の本の選択術
第6章 早く、安く、たくさん読める究極の電子書籍読書術
第7章 「読んだら忘れない」精神科医の本の買い方
第8章 精神科医がお勧めする珠玉の31冊
読書が習慣になっていない人や、本を読む事に否定的な人は、「読んでも内容を覚えていない」ことが理由にあると思います。内容を覚えていない→残るものがない→得るものがない→本を読んでも意味がない。
しかしそんな、読書から目をそらして生きている人の一助となるのが本書です。すぐに実践できる「内容を忘れない、身になる読書術」の方法が記されています。
人間が知的に生活していくうえで、読書から避けることはできません。読書から目をそらそうとしても、やはり気になってしまいます。
「著名人には読書好きが多い。読書好きは話がうまい。読書はなんとなく格好いい。」という事実があるからです。
本書を読めば、読書から目を背けることなく、真正面から読書と付き合えるようになります。ぜひ読書が苦手な人も本書を読んで、読書の習慣を身につけられればと思います。
子どもの非行防止には、親の読書が欠かせません。子育てや非行防止に関する情報を手にいれる最良の方法が読書である事と、親の読書の習慣は、必ずや子どものいい手本になるからです。
スマートフォンなどで様々な情報を簡易に得られる時代ですが、それでも本の方が濃い情報が得られます。
子どもに「勉強しろ」などと言っても本を開いて勉強はしません。本を読む親の姿を見せることが重要になります。
ぜひ本書を読んで、忘れない読書術、読書習慣を得ていただければと思います。
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