非行の兆しを見せた少年と仲良くなるための方法とは

2016.03.25 (金)

非行の兆しを見せた少年に対し、真面目になるなり、更生するなり、こちらの要求を飲ませるには、相手と仲良くなることが近道です。仲良くなってしまえば、言いづらいことも言えるようになります。相手も、仲がいい人間の言うことに対しては、聞く耳を持つものです。

 

仲良くなるには、雑談を通します。雑談の中から、相手と共に笑いあえるようなネタを探し、仲良くなるのです。

 

雑談には、苦手意識を持っている人が多いと思います。本屋やインターネットでは、会話がうまくなる方法というのが、所狭しとあふれています。それだけ社会の人が、雑談を苦手としているのだと思います。

 

雑談がうまくなるポイントは「慣れ」です。が、「慣れろ」と言ったところで、苦手意識はなくなるものではありません。真実はときに何の解決にもなりません。

 

雑談のポイントは、乗ってくる話題を探すことです。雑談は、相手が乗ってくる話題を見つけるところから始まります。相手にとって興味がない話題を少し投げたくらいで、「自分は雑談が苦手だ」と思っている人が散見されます。

 

相手が無口な場合、相手が乗ってくる話題を見つけるまでは、こちらがボールを投げ続けることになります。

 

天気の話題、職場の話題、趣味の話題、地域の話題。相手が食いついてくる話題を探しながら、ボールを投げます。相手が食いついたと思ったら、その話題を深めていきます。話題を深めている際、相手が嫌がるそぶりを見せたら、他の話題に移ってもう一回やり直しです。

 

こうやって相手の食いついてくる話題を探し、乗ってくる話題で雑談をするのです。ポイントは、相手はツボにはまった話題なら食いついてくるので、雑談が成立するということです。

 

雑談が苦手な人は、「相手は自分なんかと雑談なんかしたくないだろう。」と思っている人が多いと思います。が、大抵の人は、興味がある話題であれば乗ってきます。どれだけ雑談に興味がないそぶりをしている人でも、「食いついてくる話題」というものを持っているものです。

 

非行の兆しを見せた少年と仲良くなるには雑談が必要であり、雑談のポイントは、相手が食いつく話題を探すことです。

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