雑談力が上がる話し方  〜 非行や子育てについて考えるためのブックレビュー

2016.08.20 (土)

 

 

人と会話しなければならないとなると、途端に一歩引いてしまう人がいると思います。私もその一人です。特に雑談なんて目的地がないようで、どこを目的に会話をすればいいのかもわかりません。自分にとってメリットがないと以上に、相手にとっても迷惑なだけなのではないかと心配になってしまいます。

 

人との会話が苦手な私としては、このような本があると非常に助けられます。

 

確かに社会は雑談ができる人は得をするようにできていると思います。味方を多く作れるようになります。雑談をほんの少しでもしてさえすれば、そこで最低限の知り合いになれるのです。

 

難しいことではなく、雑談をすればいいのです。何も崇高で論理的な議論をするわけではないのです。ほんの少し言葉を交わせばそれでいいのです。それだけでお互いの壁が一気になくなり、気持ち良く過ごせるのです。が、私にとってはそこがなかなか高いハードルです。

 

著者は雑談のルールを、「中身がないことに意味がある」「あいさつ+αでできている」「結論はいらない」「サクッと切り上げるもの」としています。

 

こうして雑談のルールに改めてフォーカスしてみると、肩が軽くなる気持ちです。肩肘張らずに自然体で入っていける気がします。そして今までの自分を振り返ってみると反省するべきことがあります。なんと今まで雑談を「中身がある濃いものにしよう」と肩肘張っていたことでしょうか。

 

そして著者は雑談のマナーとして「目の前の相手の、見えているところをほめる」「内容よりも行為に意味がある」「で、何の話をしてたんだっけ?が理想形」などをあげています。

 

これらも私を楽にしてくれる言葉です。例えば、初めから内容よりも行為に意味があると分かれば、「そういうもんなんだ」と思ます。会話下手な立場からしてみても、「それでいいんだよ」と言ってもらっている気持ちになります。

 

雑談のルールとマナーに関して印象に残った部分を7つピックアップしてみましたが、もしかしたら「そんなの当たり前じゃないか」と思われるかもしれません。しかし、改めて「ルールやマナーはこういうものだ」と言ってもらえると、妙に腑に落ちるものがあります。雑談が苦手な方、本書を試してみてください。

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