禅 シンプル生活のすすめ 〜 非行や子育てについて考えるためのブックレビュー
ミニマリストだったり、アップルだったり、無印良品だったり、スティーブ・ジョブズだったり。これらのものや人や会社が、何かと「禅」に影響を受けたとか、通ずるものがあるとか言われています。
そこで「禅とは」と思い、アマゾンで評価が高くて安価な禅の本を読んでみました。
この本は、禅の教えを100個、紹介している本です。
第1章 「今日のあなた」を元気にする30項 「習慣」をちょっと変えてみる
第2章 生きる「自信」と「勇気」が湧く30項 ものの「見方」を変えてみる
第3章 迷い・悩みに「答え」をくれる20項 人の「関わり方」を買えてみる
第4章 どんな日も「最高の一日」にする20項 「今」「この瞬間」を変えてみる
今(昔から?)流行っている言葉、ビジネス書の題名に使われてそうな言葉がたくさん、紹介されています。
第1章の「持ち物を減らす」、第2章の「変わることを恐れない」、第3章の「あるがままを見る」、第4章の「今このときに力を出し切る」などなど、どれも今現代の流行り言葉と大差ありません。
そう考えると、なんだか人間がちっぽけに思えてきます。昔から今に至るまで人の悩みも、やはりほとんど大差ないのかもしれません。「昔から人が苦しんでいる悩みや、それを解決する教えはあんまり変わらないんだなぁ」と思いました。
「人は悩んでは解決して乗り越え、悩んでは解決して乗り越え、さらに悩んでは乗り越え。だけど世代を越えるような長い目で見てみると、結局は同じところをぐるぐる回って悩んでいるのだぁ」と思いました。
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