僕は君たちに武器を配りたい 〜 子どもの非行を防ぐためのブックレビュー
以前「ミライの授業」の書評を書いたのですが、その時の著者の本をもっと読みたくて、今回は「僕は君たちに武器を配りたい」です。
「ミライの授業」でも感銘を受けたのですが、世の中はすごいですね。こんなにもすごい本を書ける人がいる。納得できて、わかりやすくて、勇気を得られる。
「自分も動かなきゃ」「自分の道は間違っていない」と思えると同時に、新しいアイディアを得ることができました。背中を押してもらえる感じで、本書は私にとって非常に励みになります。
第2章では「本物の資本主義」について語られており、非常に勉強になります。ずっとモヤモヤしていたことが晴れる様です。資本主義の歴史、本来の基本である資本主義、今の日本の資本主義などについて書かれています。
起業や投資についても書かれていますが、これらもとても納得できるものです。芯を抑えつつ、けれど見逃されがちな考えについて、書かれています。
特にアイディアをもらえたのは「将来その会社を叩き潰すために就職する」「働く業界でビジネスチャンスを発見」の部分です。自分のモヤモヤを、より形あるものにできました。
読書とはこの様な出会いがあるから素晴らしいですね。本書の様に内容の濃いエネルギーが詰まっている「本」というのは、社会で生きていく上でいい武器です。
本書でも感銘を受けて、ネットで著者のことを調べてみたのですが、著者のインタビューは言っていることがどれも「納得できて、わかりやすくて、勇気をもらえる」ものでした。この様な方には一度会って話をしてみたいですね。
関連する投稿
- どら焼きを食べながら「怒りについて」を読もう
- ローマ皇帝は桜木花道なのか。BBC「ザ・ローマ」に見るレトリックと詭弁
- すべての本の共通点。本には何が書かれているか〜ドラえもんの読書感想文が書ける
- 正当な対価という自己都合な倫理〜お金は銀行に預けるな
- どうして文章を書いていると考えがはっきりするのか〜伝わる・揺さぶる!文章を書く
現在の記事: 僕は君たちに武器を配りたい 〜 子どもの非行を防ぐためのブックレビュー