子どもの非行の兆しに気づいた時に、なぜ「まずすべきこと」を押さえるのが重要なのか

2017.01.01 (日)

以前のコラムで、「子どもに非行の兆しを見た時に、まずすべきことは、事実を知ること」と書きました。「まずすべきこと」を押さえることは、非行の兆しを見せた子どもを対処するにあたって重要になります。

 

なぜ「まずすべきこと」が重要なのかと言うと、非行の兆しを見せた子どもへの対処の「土台」になるからです。子どもに非行の兆しが見られた際、私たち家族は何かしらの対処をしようとします。叱ったり、理解を示したり。

 

しかし、間違った土台のうえに対処をしては、間違った方向に進むだけです。初めの大本となる部分がしっかりとしていなければ、そのうえに重ねられるものは、ぐらぐらで意味をなさないものになります。

 

警察がする捜査には、初動捜査というものがあります。犯罪現場に残された証拠が消えないように処置したり、犯人の逃走方向や人相着衣を周りの警察官に周知するのです。しかしいくら初動捜査をしっかりしたとしても、間違った初動捜査では、捕まるものも捕まりません。

 

証拠だと思ったものが犯人が残したものでなかったり、人相着衣が別人だっり、逃走方向が間違っていたり。間違った捜査の上にその後の捜査を重ねても、犯人に近づくことはありません。

 

子どもに非行の兆しを見た際も、「まずは事実を知る」という土台が重要なのです。叱るなり共感するなり誰かに相談するというのは、土台をを作った後なのです。間違った方向に進まないためにも、「まずすべきこと」を押さえる必要があるのです。

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