人前で話をするのが上手くなりました。救ってくれたのは数や量ですね。(その1)

2019.10.07 (月)

私最近、人前で話をするのが上手くなりました。この間、人前で話をする機会があったんですけど、パワーポイントなしで、台本なしで、30分間、話し続けました。こういうパワーポイントや台本を用意しない話し方って、楽なんですよ。準備がほとんどいらないですし。しかもリアルさが出るんです。あらかじめ準備したプレゼンよりも、圧倒的にプレゼンの質が上がるんです。だから皆んなも人前で話すときは、パワーポイントや台本を用意しないで、即興に近い形で話した方がいいと思います。

 

 

とは言え、こういう話し方って、誰にでもできるものではないとも思います。今までパワーポイントや台本に頼っていた人が、いきなり明日から「パワポと台本無しで」って言われたからって、すぐにできるものではないです。おそらく何を話したらいいのか分からなくなるでしょう。しかも、人前で話す経験が少ない人ならなおさらです。慣れない人前での緊張も合間って、すぐに舞台から降りざる得ないような悲惨な状況にもなるのではないでしょうか。

 

 

おそらく、完璧な即興ってのはないんです。完璧な即興ってのは、無い。舞台に立って、ゼロから話すことはできないので、どこまで即興に近づけるか、というのが問題になります。普段の日常の中で、いつでも人前で話せるような内容が頭の中に出来上がっているのが理想ですよね。頭の片隅に「人前で話す機会がある」「いつ人前で話すことになるか分からない」っていうのがあれば、自然と話すためのネタを、普段から頭にストックしておくことになります。そんな普段からストックしておいたネタのみで、人前で話せるようになるのが理想です。

 

 

そうでなくとも、話す前日くらいに考えをまとめたマインドマップを作るでもいいですし。これも結構、即興に近いと思います。話すテーマに沿って、ノートなどに関連するワードを並べていく作業です。この作業に使うノートはできるだけ大きい方がいいですよね。A3くらいの。で、ずらずらとマインドマップを作成していくわけです。関連するワードをいくつか抜き出したら、「なぜ?」「それで?」「本当に?」などの言葉を使って掘り下げていく。そうすると、誰に何を言われても揺るがない自分の考えのまとまりが出来上がる。そのまとまりを、本番では少しづつ削り取って話していくわけです。

 

 

マインドマップ程度の、「こんなことを話そうかな」っていう内容くらいなら、あった方がいいとも思うんですけど、これがパワーポイントや台本になると、当日のプレゼンの質はsがることになると思います。というのも、縛られてしまうと思うんです。柔軟性がなくなってしまう。パワーポイントも「次に話す内容を忘れないように」程度ならいいんでしょうけれど、話す内容まで事細かく入れてあると、当日のプレゼンを縛ることになります。

 

 

プレゼンって水と同じで流れるものだと思うんです。当日の雰囲気、聴衆の熱の入れぐらい、会場の様子、なんかに影響されて、当日でしか分からないものってあると思うんです。それを、あらかじめ予想して、しかもそれに合わせて完璧に準備をするなんてことはできない。ある程度ざっくりとした準備でないと、当日の雰囲気という枠に上手くはならない準備をしてしまいがちです。当日の雰囲気や様子、それと流れを判断して、それに合わせて、プレゼンをすると、上手くその場をコントロールできるんです。

 

 

で、もちろんこれっていうのは、頭の切り替えが必要です。こんな即興に近いプレゼンをするようになるには、準備第一のプレゼンという頭から、即興へのプレゼンへ、考えを切り替える必要があります。まあ、考え方によっては「たかが頭の切り替え一つか」と思われるかもしれませんが、その通りです。頭の切り替えです。

 

 

「準備してきたことを思い出す」っていう作業から、その場で頭に浮かんだことを言葉にするっていう頭の使い方の変化です。これって、練習しないと難しいじゃ無いかと思います。もちろん、初めからできる人はいるだろうし、そうに越したことはないんです。けど、普段から自分の考えを口に出していない人には、なかなかハードルが高いんじゃないかと思います。

 

 

やったことがない人にとっては、雲を摑むような話なんじゃないかと。おそらく想像外の場所を、新たに想像していく作業・工程が必要になります。話している時って、頭に本来のプレゼンの内容とは関係のなさそうなことが色々と頭に浮かぶと思うんです。例えば、「どうやって優しさを育むのか」とか「子どもの非行のない社会」っていうテーマで話していたとしても、「今日は寒いな」とか「俺の話、聞いているかな」とか。あるいは、どういうわけか昨晩見た映画の内容がフラッシュバックしてきたり。私の感覚だと、そのような頭の中にふと浮かぶものを、今自分が話している内容と関連づけて話をするのが、「即興で話をする」ということだし、そうすることで、即興で話をすることの強みである「リアルさ」っていうが出てくると思うんです。頭に浮かんだことをその場で口に出して話すことで、プレゼンの質が上がるんです。

 

人前で話をするのが上手くなりました。救ってくれたのは数や量ですね。(その2)

人前で話をするのが上手くなりました。救ってくれたのは数や量ですね。(その3)

 


 

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