避けられないケンカはない〜警察官千葉とうしろうの「ねらい目」
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今日のねらい目は「避けられないケンカはない」と言うタイトルです。街中で時々発生するケンカですが、ケンカの当事者と言うのは大抵、ケンカの原因をお互いに相手当事者のせいにします。
ですが、ケンカの原因とは多くの場合、お互いにあります。どちらにも「よしケンカしてやろう」と言う気が少しでもあるからケンカになるのであって、どちらかに100パーセント、ケンカを避けようとする気があるのであれば、ケンカには発展しません。ケンカの当事者とは、ケンカの原因を相手のせいにしたがるものなのです。
ケンカの現場でよく聞くセリフに「俺はやられ損じゃないか」というのがあります。ケンカをして痛い目を見た人間が「俺ばかり怪我して不公平だ」と嘆く際のセリフですが、そう思うのならケンカをしなければいいだけです。やろうとするから、ケンカにまで発展するのです。
怪我するのが嫌なのであれば、ケンカは避ければいいのです。なぜなら、避けられないケンカはないのだから。
本のねらい目では「会社の老化は止められない」を紹介しています。会社が官僚主義に落ち入る老化現象。これは避けようのない一方通行の現象であって、誰にも止めることはできません。会社とはそういうものなのだそうです。だから、この流れを無視するようなことは、無駄な努力になります。
会社とは老化するもの、という前提で会社と付き合っていかなければなりません。コミュニケーションコストが増加し、無駄な会議が増え、組織の階層が増えて細分化し、スタンプラリーが多くなり、手段が目的化し、社内評論家が増え、派閥ができ、アウトソーシングにより空洞化になり、です。ですので会社には、アンチエイジングやイノベーターが必要なのです。
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