イライラをなくし、優しさを育むための理論(その2)

2019.09.16 (月)

相手と仲良くなれる

 

 

イライラしないようにするにはどうすれば良いのか。それは、相手と仲良くなってしまえば良いのである。相手と友達になって、繋がりを持ってしまえば良いのだ。職場でもよくある話だと思う。仲のいい人には、厳しく接することが難しいだろう。例えば仕事が極端に遅い人がいたとする。いつも仕事が遅くて、周りに迷惑をかけている。組織としての仕事も滞りがちだ。

 

 

そのような人に対しては、文句の一つでも言いたいのが人間の真理だろう。もしその人が、新しく来た新人で、誰もその人のことをよく知らないのであれば、文句を言うことに関しては絶好の環境だろう。「あの人、仕事が遅くて困るよ」「もう少しまともにできるようになってくれたら良いのに」などと陰口を叩くだろう。本人に対してもきつく当たる人間が出てくる。

 

だが、相手が中のいい人間だったらどうだろう。きつく当たることができないばかりか、イライラ自体が起こりにくいのではないだろうか。仲のいい相手には、きつく当たることができない。当たり前かもしれない。人間関係が破綻してしまうのだ。きつく当たる際は、そのハードルを超えて、きつくあたらなければならない。相手にきつく当たったり、イライラしてしまうのを防ぐには、相手と仲良くなってしまえば良いのだ。

 

 

では、仲良くなるにはどうすれば良いだろうか。それは、共通点や似ている部分を見つけることである。よくある話で、同じ出身県の人には親近感が湧くであろう。それまで話したことがない相手でも、出身県が同じと分かった瞬間に、急に話がはずむことになるはずだ。その途端に、それまで考えあぐねていた「質問のネタ」が湧いて出てくるだろう。「あ、同じ◯◯県なんですね。◯◯県のどこですか? いつまでいたんですか?」という具合に。

 

 

例えば、飲み会で黙っていることが多い人でも、同じ趣味を持つ人間がいると別れば、それを突破口に話を始めるのが定石だろう。旅行が趣味、車が趣味、サッカーが趣味。興味の対象が同じであれば、同じ道を走る仲間として、情報交換をしたいのは自然の流れではないだろうか。「いつから始めたんですか? 最近はどんな風にやってるんですか? よくいくのはどこですか?」などと、交換したい情報は後を絶たないだろう。

 

 

イライラしないためには、相手と仲良くなれば良いのであって、そのためには自分と相手の共通点や似ている部分を見つけるのが手っ取り早い方法なのだ。

 

 

一歩引いて見られる

 

 

イライラするとは、どんな状態のことであろうか。おそらくそれは、相手と自分で見ている世界がズレている際に、イライラが起こるのだと思われる。相手と自分で価値観が異なっている時、自分と相手のズレている部分に不快を感じて、イライラとした感情が湧き出てくる。私は警察官の頃、よく交通事故を処理していたが、交通事故にはイライラがつきものだ。もっと言うと、イライラの成れの果てであるケンカやトラブルがつきものなのだ。

 

 

自己関係者どうしが、事故現場で揉めるのはよくある話だ。なぜか、お互いに認識がズレているのに、そのズレを修正しないままに、相手と話を始めるから、お互いにイライラしてケンカやトラブルになってしまうのだ。考えても見て欲しい。車のフロントガラスや前席窓ガラスから見える視界というのは、限りがあるものではないだろうか。どんなに視界を広く取っている車でも、社内にいる限り、運転席にいる限り、絶対ではない。どんなに周囲を見渡して安全を気にしながら運転していても、車の中にいる限り、見えない部分が出てくるのだ。

 

 

交通事故とは、視界が制限された中での出来事だということを忘れてはいけない。自己関係者は、その当たり前のことをよく忘れがちなのだ。忘れがち、というよりも、そのことが頭からすっぽりと抜け落ちているように見受けられる。事故の直前に、自分が車の中で見た状況だけが、その事故の全体像だと思ってしまいがちなのである。

 

 

車の中で見た光景など、事故全体の一部分でしかない。もしも空からの映像があるならば、車の中で見たものとは全く別の光景がそこにはあるだろう。しかも、相手の車の動きも「こうだ」と決めつけているからタチが悪い。相手の運転手が事故の時に何を考えてどんな動きをしていたのかなんて、もう片方の自己関係者にはわかるべくもないだろう。そもそも相手の車の動き自体、よくわからないはずだ。自己は一瞬である。ガチャン、という瞬間の出来事である。そのガチャンが起こってから、記憶を巻き戻して、視界の様子を逆再生させて、初めてその前の出来事がよみがえる。見ようと思って見たものではない。絶え間なく流れる日常、常に状況が変化し続けている中での話で、注意したり意識したりしているものではない。意識の外、注意の枠外にあったものを、後から「あの時どうだっけ」と思って思い出して出てくるのが事故の状況なのだ。自己関係者に見えているものは、極めて断片的でしかないはずだ。これは、スピードを出しいてない、いわゆる低速域での交通事故も同じである。

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