イライラをなくし、優しさを育むための理論(その1)

2019.09.15 (日)

私が「妄想スナイパー理論」と呼んでいる理論について説明しよう。妄想スナイパー理論とは、優しさを育むための理論である。小学生の頃、悪いことをした際に、先生に呼ばれて怒られた記憶はないだろうか。クラスメイトに対して意地悪したり、自分よりも低学年の児童に対してきつく当たったり、決められたことややらなければならないことをサボったり。そんなことをした際に、先生に呼ばれてこんなことを言われなかっただろうか。

 

 

「優しくしならなければいけません」

「思いやりを持ちなさい」

「相手の身になって考えられるようになりなさい」

 

 

妄想スナイパー理論とは、この「優しさ、思いやり、相手の身になって考える」などという曖昧で、けれど社会や人間関係においてなくてはならないものを、いかに育むか、という理論である。

 

 

理論というからには、再現性が高くなければならない。けれど安心してほしい。大して難しい話ではない。もしかすると、当たり前のことを当たり前に言っているだけかもしれない。誰にでもできるものなのだ。誰でもできるものなのだ。もしあなたが、自分のことを過小評価している人間でも大丈夫。妄想スナイパー理論は、できる人間のための理論ではない。例え自分のことを「できない」と思っている人間にでも実践可能な理論である。

 

 

2キロのランニングができなくても大丈夫。妄想スナイパー理論に体力は必要ない。私も、もう何年も走っていない。「走ると膝の裏が痛くなる」という言い訳を武器にして、走らない自分を正当化してきた。「もう少し仕事が落ち着いたらランニングでも始めようかな」と思ってもう、何年にもなる。

 

 

100円単位でランチを気にしているあなたでも大丈夫。妄想スナイパー理論にお金は必要ない。銀行に残高が残っていないくても、手持ちのお金がなくても、「今月は金欠だから」と考えている人でも再現できるのが、妄想スナイパー理論だ。そもそも私はミニマリストなので、値段が高いものを所有することに嫌悪感を感じる人間だ。お金がかからないものにこそ価値があり、そんなスタイルこそが格好いいと思っている。

 

 

スポーツクラブを一ヶ月で飽きてしまう人間でも大丈夫。妄想スナイパー理論は、怠け者の味方だ。そもそもスポーツクラブも、英会話も、何事も継続できるようなスーパーマンでなければ実践できないものは、人に伝えてもしょうがない。「何をやっても続かない。すぐに怠けてしまう。飽きてしまう」という人間でも手を出せる理論であって、そのくらい生活に浸透している。新しく何かを始める、という感覚ではない。いつも通り、日常の延長。そんな感じで結構だ。

 

 

「飲み会に顔を出すことができない」というあなたでも大丈夫。妄想スナイパー理論に人間関係の得手不得手は必要ない。私も人間関係は大の苦手だ。私は極端に一人の時間を大切にする人間だ。「一人の時間を大切にする」と言えば聞こえは良いが、要は人付き合いが苦手なだけ。飲み会にはできるだけ顔を出したくないし、人にどう思われているかを気にしてしまう。人目を気にするから、自分以外の人間と一緒にいることがストレスでしょうがない。

 

 

妄想スナイパー理論は、どんなにダメな人間に対しても再現性のある、超実践的理論なのだ。

 

 

妄想スナイパー理論は、イライラをなくして優しさを育む理論である。私は「優しさ」というのを、イライラの対極にあるものとして考えている。上と下、時間と空間、天国と地獄、その延長でのイライラと優しさである。「人に対してイライラする」の対極にある姿勢として、「人に対して優しくする」という位置付けだ。

 

 

なんども述べているように、妄想スナイパー理論は難しい理論ではない。当たり前のことを当たり前に言うだけだ。これから3つの視点で「イライラしないためにはどうすれば良いのか」を見ていくが、3つの視点それぞれに共通するのは「共通点を見つける」「似ている部分を見つける」ことだ。妄想スナイパー理論は、「相手にイライラしないで優しくなるために、相手と自分の共通点、あるいは似ている部分を見つけましょう」という理論なだ。

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