元モー娘。吉澤ひとみ容疑者の引き逃げに見る、助けない人をなくす方法

2018.09.16 (日)

 

9月6日に引き逃げをしたとして、元モー娘。吉澤ひとみ容疑者が道路交通法違反で逮捕されました。で、その引き逃げの動画拡散しているわけです。画面の手前から白色のアルファードが走ってきて、横断歩道上で自転車やら歩行者やらを吹っ飛ばして、向こう側に走り去っていきます。

 

 

この動画を見て吉澤容疑者の悪質な運転に嫌悪感を示した人も多いと思いますが、それ以上に注目されたのは、周りの人の他人行儀な態度です。吹っ飛ばされた自転車や歩行者を、誰も助けようとしません。

 

 

白色のアルファードが走り去った後、そそくさと一早く立ち去るように、状況を見ていた人たちは横断歩道を渡って行ってしまいました。この状況に対しては、周りの人命救助もせず立ち去ってしまった人たちに対して

「冷めて〜なぁ」

「さすが東京、田舎じゃ考えられない」

「無関心すぎ」

といった声が、コメントで寄せられていました。

 

 

ですがこれっていうのは、周りの人たちは冷たいわけでも、無関心すぎるわけでもないんですよね。ましてや東京のみの現象であって田舎じゃ起きないわけでもありません。周りの人たちは、もちろ車から人が吹っ飛ばされたことを分かっています。大惨事がすぐに近くで発生したことを分かっています。

 

 

なのに助けることができなかったのです。おそらく周りの人たちも、本当は無視して立ち去ってはいけない事くらいわかっていたでしょう。本当は助けに行って声をかけるくらいした方がいい事はわかっていたでしょう。なのにできなかったのです。

 

 

これはつまり、リーダーシップの欠如です。自分で決断して、自分で人前に立って、自分が率先して、自分が責任を負って、ということができないでいるのです。決して冷たかったり、無関心なわけではありません。温かい心を持っているし、関心もある、だけど思ったことを実行できないのです。今、全国にこのような人間が増えています。もちろん東京だけではなく地方の田舎にもです。

 

 

2012年に発行されたこの本が、そのまま当てはまります。

 

この本では、世界的なコンサルタントファームにいた著者が、日本の若者に対して「採用されることより大切なこと」としてリーダーシップをあげています。採用されたいと思われる基準は、皮肉にも採用されようと意識することをも超えたリーダーシップなのです。

 

 

アルファードから吹っ飛ばされた人や自転車を見て、「かわいそうだ」とか「声を掛けに行かなきゃ」と思わなかった人はいないでしょう。自分たちの目の前で怒った凶悪な交通事故です。

 

 

学校に行くとか出勤するというような、自分たちの日常よりも助けに行く方が大事である事は、誰しもがわかっていると思います。だけど誰もできなかったのです。それが、リーダーシップが欠けているから、なのです。

 

 

もし助けに行けば、自分まで聴取の目に晒されるでしょう。人前に出なければなりません。人の輪から外れて周りと違ったことをしなければならない事は、しゅう恥心が伴います。人前で、多くの人の前で、興味の対象として見られることが耐えられない、と考えたのでしょう。

 

 

周りの人は、率先して動くこともできなかったのです。もし自分が一番先に動いたとすればリスクが伴います。それは、間違った情報で動いてしまったのではないか、というリスクです。

 

 

もし、実際は助けに行くほどのことでもなかったら、助けに行ったことは無駄なことです。あるいは間違い、ということになります。率先した動くとは、間違ったことをするかもしれない、というリスクを背負うことでもあります。

 

 

責任も伴います。助けに行ったとしても自分の手に負えなかったら、また別の手を考えなければなりません。他のだれかを呼ぶか、119番通報をして救急車に来てもらうか。それとも自分でなんとか処置をするのか。自分の手に負えないからといって、助けに行ったにも関わらず放って立ち去ってしまっては、あまりにも無責任です。助けに行くとは、後の責任をも負う覚悟が必要です。

 

 

そして、これらのリスクを負うという決断自体ができないのでしょう。自分一人で決断しなくてはならない時に、果たして自分の決断が正しいのか、果たしてこれでよかったのか、と考えてしまうのでしょう。

 

 

このようにリーダーシップには率先、決断、責任、人前のリスクが伴うものです。このリーダーシップがないために、吉澤容疑者の事故時と同じような、周りで何もしない傍観者が起きるのです。行くべき時に行けない、決断すべき時に決断できない、出る時に出られない、いざという時に責任を負えない、そんな人たちです。

 

 

このリーダーシップは、日常的に使うものです。交通事故のような一生に一度あるかないかの状況でようやく必要になるものではりません。リーダーシップを発揮する場面は、いくらでも転がっています。

 

 

電車の中で、杖をついて背中の曲がった高齢者が、電車に揺られながら立っています。あなたは席を譲ることができますか?

 

 

幼児を抱いたお母さんが、レストランでジュースを床にこぼしてしまいました。店員さんは気づいていません。あなたは声をかける事ができますか?

 

 

大勢の人がいるセミナー会場で、有意義なセミナーを聞く事ができました。が、あなたには疑問が浮かんでしまいました。この疑問をハッキリとしておいた方がいいのは明白です。あなたは質問する事ができますか?

 

 

どの場面にも、率先、決断、責任、人前のリスクが伴います。このような場面でリスクを伴う行動をする事がリーダーシップなのです。

 

 

吉澤容疑者のひき逃げ現場にいた人たちは、関心がなかったわけでも、心が冷たかったわけでもありません。リーダーシップが欠けていたために、声を掛ける事ができなかったのです。何もしない傍観者をつくらないようにするにはリーダーシップが必要なのです。

 


 

 

 

 

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