子どもの非行防止に役立つ抽象化のポイント2

2018.06.17 (日)

非行に走る子どもには自己中が多いです。自分の価値観に固執していて、自分とは違う価値観の存在を理解できません。競争意識が高く、正しいか正しくないかの白黒でしか物事を判断できません。想像力が乏しく、目の前の見える物しか見ようとしないのです。

 

 

ですから、自己中の正反対を目指せば非行は無くなる、というのが私の仮説です。相手や状況に応じて柔軟に考えを変える事ができる事。視野が広く、大きな流れで物事を見られる事。一歩上からの視点を持ち、相手のバックグラウンドをも想像できる事。このような素直な頭にすれば、非行は無くなると思うのです。

 

 

素直な頭をつくるには、抽象の視点が必要です。非行に走りやすい視野の狭さは、具体しか見えていない人と共通です。素直な頭の視野の広さは、抽象レベルも見える人と共通です。

 

 

抽象の視点を持つポイントの一つは、「自分を特殊視しない」ことです。「自分のケースは他の人とは違う。」「うちの会社は特殊だから、そんなの使えない。」「自分の状況は他よりもひどいから別だよ。」などと考えないことにあります。

 

 

自分や自分がいる状況が特別だと考えると、自分が断絶されたものと考えられ、周囲との繋がりが感じられなくなるのです。そうすると共通項が見出せません。自分と他との間に、明確な線を引いてしまうのです。視野が狭くなるということです。

 

 

その結果、何も応用できなくなります。いい本を読んでも、セミナーで共感できる話を聞いても、人生に影響を与えてくれるような人との縁があっても、「自分の場合は特別だから」とそこで断絶の線を引いて終わりになります。自分に当てはめて考えられないのです。

 

 

人は、自分のことを特殊視しがちです。これは、誰にでも当てはまることです。幸にしろ不幸にしろ、自分をオンリーワンの存在だと考えたいバイアスが掛かっているのです。ですから、いくらか一般化して考えて普通ということです。「その他一般」だと考えて、丁度いいくらいなのです。

 

 

「自分の場合は特別だから」と思わず、何事も受け入れる事が、ポイントなのです。

 


 

 

 

 

プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。

 

 

非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。

 

 

子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。

 

頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。

 

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