子どもを守るために知っておきたいこと 〜 子どもの非行を防ぐためのブックレビュー

2017.12.16 (土)

子育てに関する疑問を、その分野の専門家が答えてくれている本です。それぞれの専門家が答えてくれている疑問は、以下の子育てに関するものです。

 

 

第1章 育児

・自然分ばんが一番いいのか

・母乳じゃないとダメなのか

・体罰は必要なのか

・ホメオパシーはいいのか

・紙オムツやナプキンは有害か

 

 

第2章 医学

・薬は飲ませないほうがいいのか

・ワクチンは毒か

・フッ素は危ないのか

・発達障害はニセの病名か

・整体やカイロプラクティックは必要か

 

 

第3章 食

・砂糖や牛乳は良くないのか

・玄米菜食が一番いいのか

・マーガリンはプラスチックか

・残留農薬が気になる

・食品添加物は危険か

 

 

第4章 教育

・「誕生学」でいのちの大切さがわかるのか

・「2分の1成人式」は素晴らしいのか

・「江戸しぐさ」はいいのか

・「親学」とは何か

・「水からの伝言」は本当か

 

 

番外編

・放射能は大丈夫か

・EMは環境にも体にもいいのか

 

 

「世の中の情報、特に子育てに関する情報は玉石混淆である。だから一冊の本に専門家の意見をまとめたので、子育ての指針にしてください」というのが本書の趣旨のようです。

 

 

確かに、先輩ママから聞くアドバイス、姑から言われるその人の経験、インターネットから出てくる検索結果、どれが本当のことを言っているのか分かりません。1つと疑問をとっても、こっちの専門家とそっちの専門家で言っているアドバイスが真逆だったりします。

 

 

かと言って「この本に書いてあることをそのまま信じられるのか?」と聞かれると、私はそれも疑問です。本書で各疑問に答えてくれている者は医者、ジャーナリスト、大学教授、研究家、栄養士などの肩書きを持つ者ですが、彼らを信じる根拠も特にないからです。

 

 

アドバイスの内容を見ても結局は、「医師の診断を仰ぎましょう」や「好き嫌いなく食ベましょう」という結論になっており、実のある本心からのアドバイスとは思えないからです。

 

 

いい肩書きを持っている人は、本心を表に出すことが難しくなります。色々な方面にいい顔をしなければならないので、角の丸まった発言しか許されなくなるのです。角の尖った意見を持っていても、それを発信することはなくなります。万人受けするような事しか、言えなくなるのです。

 

 

ですから、いい肩書きを持っている者の意見を鵜呑みにすることにも、十分にリスクがあるものなのです。

 

 

高城剛著・不老長寿という本には以下のように書かれています。

 

「これらは果たして正しいのだろうか。

正解は、人による。

なぜなら、人は皆違うからで、日本の常識は世界の非常識ということもあるからだ。

世界を知る。己を知る。

この2つが、基本にある。」

 

 

この不老長寿という本は、医療についての本ですが、上記の指針は、育児にも当てはまります。日本のスタンダードを見据えた上で、「世界のスタンダードはどうなんだろう」と考え、さらに「それは自分たちの家庭にも当てはまるのだろうか」と考えることが、育児にも必要なのだと思います。

 

 

本書には、子育てに悩みをに対するアドバイスが記載されています。本書を参考にしつつ、採用するかどうかを自分で決めることが必要です。

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