非行を防ぎ、素直な子どもへ

子どもが少年補導されて学校に連絡される場合はどんなケースがあるのか。

 

いくつもあると思いますが、すぐに思いつくのをお話しします。

 

まずは家族と連絡がつかない場合です。少年補導をした際、通常ならその少年の家族に連絡をとります。少年を補導した旨を説明し、さらに家族からも少年を指導してもらう依頼をするのです。

 

しかし家族と連絡が取れない場合や、家族の連絡先がわからない場合、学校に連絡するかもしれません。というのは、学校に家族の連絡先を教えてもらうか、連絡の取れない家族に変わって学校に今後の指導をお願いすることになるからです。

 

補導した際の少年の行為にもよりますが、どうしても少年を監護してくれる人と連絡を取らなければならない場合もあります。そして監護してくれる人とは通常、家族です。そのときに家族と連絡がとれなかったら、家族に変わる手段として少年の学校と連絡をとっても不思議ではありません。

 

次は、少年補導以外の要件で学校に連絡するケースです。

 

非行や不良行為の現場というのは、一つの行為だけが発生しているものではありません。いくつもの行為が重なっている場合が多々あります。

 

例えばタバコを持っているのが見つかって少年補導されるとして、そのほかに盗みもやっている場合も考えられます。一緒に友人がいたとして別の悪いことをしているかもしれません。

 

このように、補導対象行為の他に別の行為も重なっていると、補導では学校に連絡しなくても、他の行為の関係で学校に連絡する必要性が出てくるかもしれません。

 

少年補導はされても通常、学校に連絡はいきません。しかし、学校に連絡がいったとして、それは間違いでもやりすぎでもありません。少年補導された場合、学校に連絡される可能性は常にあることを、頭に置いておかなくてはなりません。

 

 

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