子どもの非行相談を受けて思う、社会性よりも個の力

2018.09.13 (木)

「うちの子ども、学校に行っていなくて」

「うちの子ども、集団生活ができないんです」

「うちの子ども、社会性がないのが心配で」

 

これらは、私が非行相談を受けるに当たって、よく聞く話です。非行相談と釘打っていますが、実際に「非行に走ってしまった」という話は、今のところあまり聞きません。皆さん「非行に走るかもしれない。心配だ」という状況で相談を利用しているようです。

 

 

まあ、実際にどんな状況なのかは、電話越しでは分からないのが正直なところなのですが。相談を利用されるお母さんが、的確に状況をわかっていない、つまりすでに非行に走っていることに気づいていないのかもしれないですし。もしかしたら「非行に走った」とダイレクトに言う事に抵抗があるのかもしれません。

 

 

いずれにせよ、多くの人が、お子さんが実際に非行に走る前の段階で相談を利用されています。で、その相談内容の多くが「学校に行けていない」「社会性のある普通の生活ができない」「今のような生活をしていて、この先が心配」と言うものです。

 

 

では、学校に行けていなく、普通の生活ができていない子どもに対しては、社会性を身につけるように指導するべきなのでしょうか? おそらくNOです。社会性を身につけるべきではありません。と言うより、無理に社会性を身につける必要はありません、と言う事です。

 

 

まず、社会性はいつ身につくのかわかりません。次に、個人の生き抜く力が重要視される時代です。最後に、社会性を身につけなくても生きて行ける時代です。

 

 

社会性はいつ身につくのか分からない

まず、社会性はいつ身につくのか分からないのです。あなたのお子さんが学校に行っていないからと行って、社会性が身につかない体質なのかと言うと、そうでもないでしょう。学校が面白くないから、社会性も身につかないのかもしれません。

 

 

この先、自分の興味の対象と同じ領域の集団を見つけて、そこの中でうまく立ち回る事にメリットを見出せれば、「社会性を身につけよう」「他の人といい関係を作ろう」と思うようになるのかもしれません。

 

 

あなたのお子さんは、今の集団に馴染めないだけ。タイミングの問題です。たまたま今、周りにある集団、社会性を必要とされている場所が、あなたのお子さんに合わないだけの可能性があります。

 

 

自分の興味の対象を見出し、自分の好きを見つけ、自分の進むべき方向をもし決めることができれば、そこでは社会性を発揮できるのではないでしょうか。自分の興味と、皆とうまくやる事が一緒であれば、きっとあなたが期待するような「社会性」を発揮するのではないでしょうか。

 

 

個人の力が重要視される

次に、個人の生き抜く力が重要視される時代です。目指すべきは、将来、組織の中でうまく立ち回るような力よりも、個としての突出した力なのです。LIFE SHIFT という本がありますが、この本のテーマであります。人生を、集団で生きる段階から個人で生きる段階へとシフトさせなければならないのです。

 

 

大組織は信用を失っています。ニュースで大きな組織の失態を目にしない日はありません。毎日のように、大企業や世界的有名企業などでの信用低下につながるニュースが流れています。

 

 

それに比べて、個人というのは、いい意味で話題になる時が多くなりました。むしろ、組織のバックボーンがない人の方が応援したくなります。有名企業の御曹司よりも、恵まれない環境から創意工夫で勝ち上がってきた人を応援したくなります。

 

 

個人でいることの価値が上がってきたため、相対的に大企業にいることのメリットが薄れてきたのです。

 

 

もはや、個人で生き抜く力といのは、集団に馴染めないから残ったものなのではなく、人生を生き抜く上で積極的に手に入れようとするべきものなのです。

 

 

社会性がなくても生きていける

最後に、社会性を身につけなくても生きていける時代です。それは、テクノロジーの発展で、という意味です。

 

 

手の中にスマートフォンがあります。手の中にすっぽりと収まる、約一万円の機器。これが全てなのです。地球上の誰でもこの機器を持っています。お金の多い少ない、環境の良い悪い、善人悪人、全て関係ありません。番人が同じツールを持って戦っているのです。

 

 

手に持っている武器に違いはほとんどありません。誰しもがスマートフォンなのです。何億円と稼ぐ人も、世界的に有名な人も、世の中のためになるようなことを進んでする人格者も、あなたと同じツールを持って戦っているのです。世の中はフラットになったのです。

 

 

このように、あなたのお子さんが今の段階で学校に行けていなくても、人生の終わりかのような心配をする必要はないでしょう。もっと長い目でみれば、この先社会性を身につける機会はたくさんあります。時代は変わったので、集団よりもむしろ個人の力です。科学は発展し続けるので、世界はフラットで平等です。

 

 

心配する親心はもっともだと思いますが、今の段階で学校に行けていなくても問題ありません。前を向いていただければと思います。

 


 

 

 

 

プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。

 

 

非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。

 

 

子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。

 

頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。

 

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心よりお待ちしております。

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