テーマ「抽象的ブックレビュー」の投稿一覧

ディズニーランドを期待すると美術館もレゴランドになる。本来は巻島先輩の含蓄も含まれているのに〜ワーニャ伯父さん

2020.10.02 (金)

「舞台うらでピストルの音。続けさまにエレーナの悲鳴。ソーニャおびえる。」 —『ワーニャ伯父さん ——田園生活の情景 四幕——』アントン チェーホフ著       台場のレゴランドに行ったこと … 続きを読む»

エヴァのような読後感。ぶん投げておいて回収しないというモヤモヤした終わり〜銀河鉄道の夜

2020.10.01 (木)

「ザネリはもう帰ったよ。お父さんが迎いにきたんだ」 カムパネルラは、なぜかそう言いながら、少し顔色が青ざめて、どこか苦しいというふうでした。     青年は教えるようにそっと姉弟に言いました。 「わた … 続きを読む»

焚き火のルーツは人類躍進の原動力だった〜われわれはなぜ嘘つきで自信過剰でお人好しなのか

2020.09.28 (月)

  「物語の口承は、火の管理のもうひとつの副産物だったのかもしれない。なぜなら、日中の狩猟採集民の会話は、焚き火のまわりに集まって語り合う夜の物語とは大きく異なるからだ」 —『われわれはなぜ嘘つきで自信過剰でお … 続きを読む»

クリエイティビティと現実の葛藤。解決は農業出現以前の人類史だ〜山月記

2020.09.24 (木)

  「己の場合、この尊大な羞恥心が猛獣だった。虎だったのだ」 Atsushi Nakajima. Sangetsuki (Japanese Edition) (Kindle の位置No.141-142). Ki … 続きを読む»

運動持続の鍵はゲームの二人同時プレイにある〜運動を続ける技術

2020.09.22 (火)

  「また日常生活の中で、運動に置き換えることもできます。 ①歩くスピードを速くする ②駅のエスカレーターは使わずに、階段を使用する ③電車の中は常に立っておく ④商業施設や会社の階段を使用する⑤最寄り駅より手 … 続きを読む»

「話す」は多様化の時代を生きるための基本ツールだ〜相手の頭に「絵」が浮かぶように話しなさい

2020.09.21 (月)

  「話ができる」は、多様化の時代に生きる最低限のツールだ 相手の頭に絵が浮かぶように話す。     それが話をする際のポイントだという。僕たちは話がうまくならなければならない。表現力を身に … 続きを読む»

桜木花道のケガと受験勉強、日の浅い自然淘汰説は本当に真実なのだろうか〜種の起源

2020.09.12 (土)

  人間とサルの祖先は一緒だったのだろうか。人間はホントウに、サルとの共通祖先から進化したのだろうか。「チンパンジーと人間は、遺伝子の98パーセントは同じで、違いは残りの2パーセントほどしかない」とはいうけれど … 続きを読む»

副業家はダーウィンの実践者だし、シュールレアリスムのインスピレーションは文章にも言える〜ソフィーの世界・下巻

2020.08.27 (木)

    「なるほど、そういうことか」と。     何日か前に、「ソフィーの世界」の上巻を読んでそのコラムをアップしたけれど、早合点だったかもしれません。というのも、上巻を読んだだけ … 続きを読む»

神話から哲学への移行は書物にまとめたことが大きい。世界50カ国1500万人が読んだだけのことはある〜ソフィーの世界

2020.08.24 (月)

    「わかりやすくていい」というのが、「ソフィーの世界」という哲学本を読んだ感想である。     この本を、あえて「哲学本」と言ってしまおう。これは、他の哲学本に対する皮肉でも … 続きを読む»

子どもは親を捨てよ、親は子どもから捨てられよ〜カイン 自分の「弱さ」に悩むきみへ

2020.08.17 (月)

  「子どもは親を捨てよ」と説く本がある。中島義道さんの「カイン」である。     このコラムで僕が書く内容は、本書の内容そのままではない。僕は著者の思考をそのまんま再現して表現することなん … 続きを読む»

コラムテーマ一覧

過去のコラム

主なコラム

⇑ PAGE TOP