テーマ「抽象的ブックレビュー」の投稿一覧

古典を読む意義は、昆虫がケースで飼育される前を考えるのと似ている〜罪と罰(その1)

2020.07.22 (水)

最近、ようやくドストエフスキーの罪と罰を読んだ。     10年ほど前に、カラマーゾフの兄弟を読もうとして挫折した記憶があるのだけれど、あれ以来、僕も随分と本を読んできたと思う。「本を読むのに必要とさ … 続きを読む»

亀が飼育ケースから抜け出す方法と損得勘定の人生観〜メタファー思考

2020.07.13 (月)

    構造主義的視座によると、僕たちは構造の中で生活していて、この構造から抜け出ることはできない。僕たちは社会の中で過ごしている。ある時代、ある地域に存在する社会集団の中に必ず属していて、この「どこ … 続きを読む»

ハムレットは野々村竜太郎議員だったのか〜ハムレット

2020.07.12 (日)

  ハムレットを読んでみて、とりあえず面白かった。     以前、ユーチューブで「シェイクスピアの4代悲劇を読んだことがないなら人間やめろ」みたいなことを言っているユーチューバーの動画を見た … 続きを読む»

ミツバチのように巣を作るには自己の確立が必要〜知ってるつもり 無知の科学

2020.07.09 (木)

  「自分は思ったほど物事を知らない」ということを自覚しなさいよ、という本。     僕たち人間は、頭がいいときもあれば、アタマが悪いときもある。科学を生み出して、宇宙船を発明して、インター … 続きを読む»

手を上げて足を前に出すような具体性が必要〜スイッチ「変われない」を変える方法

2020.07.06 (月)

理性(象使い)と感情(象)、それと環境に働きかけて、「変われない」を「変える」に変える本。     象使いに方向を教える 1 ブライト・スポットを見つける 上手くいっている部分を見つけて真似るのだ。手 … 続きを読む»

仙台市民でなければ宮城県人ではないのか〜それゆけ! 論理さん

2020.06.30 (火)

  今まで読んだことが無いのも恥ずかしいんだけど、初めて論理学の本を読んだ。学校の授業で勉強したようなしていないような‥。もう忘れてしまったか。     確かに論理をわかっていないと、日本語 … 続きを読む»

好き嫌いというオリジナルの優位性〜すべては「好き嫌い」から始まる

2020.06.27 (土)

好き嫌いというオリジナルの優位性 自分の好き嫌いに、もっと敏感になった方がいいという話。どうして自分の好き嫌いに敏感にならなくてはならないのか。それは競争戦略上「好き嫌いを自覚している」というのが有利だからである。 &n … 続きを読む»

操舵を握る船長になるか、船員のままか〜2020年6月30日にまたここで会おう

2020.06.16 (火)

  社会はブロガーで著者のちきりんさんが以前、本かツイッターで言っていた。「自分でハンドルを握るか、それとも助手席で座っているか」と。     大抵の人は、助手席に座るだけで人生が終わってし … 続きを読む»

怒りの真実と、怒りの抑え方〜2000年前からローマの哲人は知っていた 怒らない方法

2020.06.14 (日)

    怒りはどうして悪なのか 怒りの感情はタチが悪く、どうしてタチが悪いかと言うと、破壊的な衝動であるにも関わらず高揚感を覚えるからだ。そういう意味では、怒りとは覚せい剤とか大麻なんてのに似ているの … 続きを読む»

文章を書く際は「構え」と「流れ」のどちらに重きを置くか。折衷案としての段落〜段落論

2020.06.12 (金)

  「『鳥の目』と『魚の目』、2つの目を調整しながら自らの判断で運転していくさまは、設計図を参考にしながらも、現場の判断で選択を決めていくという文章を書く営みと共通するものです。段落というものを、あらかじめ立て … 続きを読む»

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