テーマ「抽象的ブックレビュー」の投稿一覧

「伸びしろ」という提案は厳しいかな〜東大生を育てる親は家の中で何をしているのか

2020.04.25 (土)

  東大に合格できる子どもと、そうでない子どもでは何が違うのか。     著者は、それを伸びしろだという。入塾してくる子どもに、伸びしろがあれば、成績を上げることができるし、伸びしろがなけれ … 続きを読む»

セネカはノマドワーカーでミニマリストだった〜母ヘルウィアへのなぐさめ

2020.04.24 (金)

    「地上のどこから天空を見上げようが、神々と人間の間の距離は同じです」       悲しむ自分の母親を慰めるために、セネカはそんな言葉を使っている。 西暦41年にコ … 続きを読む»

本音を隠しているような、「イヤラシさ」の残る読後感〜年収1000万円「稼げる子」の育て方

2020.04.23 (木)

  すごいタイトルとサブタイトルですねえ。     年収1000万円稼げる子の育て方、わが子をカースト上位に押し上げよ、です。まあ、だいたい予想がつくと思いますが、奇をてらったタイトルにして … 続きを読む»

タイタニック号で沈没する際に楽器を弾いていた音楽隊は、利己的なのか自己犠牲なのか〜人間とは何か

2020.04.20 (月)

    「人間は機械のようなもので、創造なんてできない。『自分で考えた』ようなに思えても、それは人間関係という外からの影響を受けて推論したものに過ぎない」 「人間は利己的である。たとえ他人のための自己 … 続きを読む»

あらゆる原因はウソっぱちだ〜哲学の教科書

2020.04.19 (日)

  もしかしたら僕の解釈違いかもしれない。     もしかしたら、著者は別のことを言いたかったのであって、著者の真意は別にあるのかもしれない。けれど、僕はこのように解釈したのだ。 &nbsp … 続きを読む»

宇宙や非行や恋愛の問いに生物学的に答えると〜第三のチンパンジー

2020.04.14 (火)

  「人間とは何か」そんな問いに答える本である。     とても興味深く読めた。本書の著者は生物学者。故に本書の中で展開される答えは、生物学的な視点によるものだった。けれど、その答えを求める … 続きを読む»

北極の北はどうなっているか〜宇宙創成(下)

2020.04.11 (土)

    僕は文系の学部を卒業している。     どうして文系を選んだのか。特に歴史が好きだったわけでも、国語が好きだったわけでもない。おそらく文系を選ぶ人の大半がそうであるように、 … 続きを読む»

幸福の要素としての個性〜自由論

2020.04.08 (水)

まさかこの言葉が出てくるとは思わなかった。けど確かに言われてみれば、これほど関係する2つの言葉もあるまい。完全に盲点で、今までは全然意識してこなかったけれど、テリトリーが重なり合うほどに、この2つの言葉は互いに関係しあっ … 続きを読む»

「本質」を言う人ほど見えていない〜具体抽象トレーニング

2020.03.27 (金)

  「本質とは●●である」 「それは表層であって本質ではない」     こんな言葉をドヤ顔で言う人が、あなたの近くにはいないだろうか。いかにも「自分はわかっている」的な顔で相手のコメントやセ … 続きを読む»

なぜ世界各国の神話とギリシャ哲学は違うのか〜宇宙創成(上)

2020.03.09 (月)

  「君は小宇宙を感じたことがあるか?」     これはアニメ聖闘士星矢の次回予告の後に流れる、主人公星夜のセリフである。毎回、アニメ聖闘士星矢はこのセリフとともに、余韻を残しつつ終わってい … 続きを読む»

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