テーマ「抽象的ブックレビュー」の投稿一覧

日本人にとって哲学の理解など、しょせんは無理か〜反哲学入門

2019.12.21 (土)

    毎年、ノーベル賞の時期になると、報道に違和感を覚えるのは私だけではないだろう。毎年毎年噂される、「村上春樹はノーベル文学賞をとれるのか」という論争。本人も迷惑に思っているだろう。毎年「今年こそ … 続きを読む»

田舎の農道をアメ車で走らないために〜「身の丈に合ったシゴトづくり」で自分らしい人生を切り拓く方法

2019.11.19 (火)

  フィットという車がある。コンパクトカーの先駆け的な存在で、格好いい見てくれなのにコンパクト、車内が比較的広いのにコンパクト、というホンダの車である。日本の道路事情は、決して良いものとは言えない。欧米なんかで … 続きを読む»

目の前の石を取り除くような〜なぜあなたは「黒い服」を着るのか

2019.11.18 (月)

  世の中には正論があふれている。     「自分らしさを見つけよう」 「周りなんか気にしないで、本来の自分に目を向けよう」 「自分のやりたいことをやろう」 「自分の心にフタをするのは、もう … 続きを読む»

あらゆるコンテンツをむさぼり読め〜読書について

2019.11.09 (土)

  ん〜、著者は批評の神様らしい。ということは、この本もそこそこは一流の部類に入るのだろうか。この本の中で、著者は「一流の本のみを読め」というようなことを言っている。他にも「一流の本のみを読め」というようなこと … 続きを読む»

言語とは、ゲームのようなものである〜はじめての言語ゲーム

2019.11.06 (水)

  基本的に哲学の本は難しい。本書も例外ではない。「はじめての言語ゲーム」とタイトルなっていて、「はじめての……」なんて書かれていると、いかにも初心者向けで、初めて読んだ人にも容易にわかった気にさせてくれるよう … 続きを読む»

バラエティ番組のヤラセ感を感じる〜死神の浮力

2019.11.04 (月)

  バラエティ番組を見ているときに「それってやらせじゃないの?」という違和感を抱かないだろうか。出演者のわざとらしい演技。現実感のない、芝居がかっている振る舞いを見ていて、せっかく見ていたのに冷めてしまうことは … 続きを読む»

お金儲けはよくないよな〜知ることより考えること

2019.10.27 (日)

  私はお金儲けが悪いことだと思っている。生活費を稼ぐためとか、生活していくのに必要なお金を稼ぐのは構わない。お金儲けをしようとしてお金を稼ぐことが、悪いことなのだ。「そんなのルサンチマンだ」という声が聞こえて … 続きを読む»

おじゃる丸のカズマは世の中をどう見ているのか〜図解雑学 構造主義

2019.10.23 (水)

  おじゃる丸に、カズマという小学生がいる。おじゃる丸というのは、NHKで放送している(していた?)アニメである。おじゃる丸という平安時代(?)の貴族が現代にタイムスリップしてきて、小学生のカズマと一緒に生活す … 続きを読む»

我々は本当に自由なのか〜はじめての構造主義

2019.10.22 (火)

  はたして我々は、自由に物事を考えているのだろうか。たとえば私はいま、こうしてMacBookのキーボードを打っている。この指の動きは、きちんと「このキーを打とう」「この文字を打とう」と考えて行われているのだろ … 続きを読む»

「それって人それぞれだよね」は本当か〜寝ながら学べる構造主義

2019.10.21 (月)

  決して「寝ながら学べる」ような簡単な文章ではない。スラスラとなんの抵抗もなく読めて、読んでいる瞬間から内容が理解できるようなハードルの低い読み物ではない。「『寝ながら』って言っているのに詐欺じゃねーか」とか … 続きを読む»

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