テーマ「抽象的ブックレビュー」の投稿一覧

デカルトの自身の無さや強がりを解説してくれる良書〜デカルト「方法序説」を読む

2020.08.15 (土)

  デカルトは数学が好きだった。デカルトは、数学の土台がしっかりした感が好きだったらしい。数学の確実性と明白性が、数学を他の学問、特に文系の学問との違いをハッキリとなすものだった。     … 続きを読む»

「世界観を売る」とか「ライフスタイルを提供する」「ストーリーテリング」の意味がようやくわかった〜D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略

2020.08.14 (金)

  ストーリーテリングっていうのは以前からマーケティングにおいてずっと言われていたことだと思うんだけれど、その意味がようやくわかった。なるほど、商品そのものを売るよりも、ライフスタイルを売った方がお仕着せ感がな … 続きを読む»

接続詞はブースターだし、比喩はヌケ感だし、正解よりも信念である〜うまいと思わせる文章の裏ワザ

2020.08.12 (水)

  「接続詞は文章の流れを創りだす」 接続詞に対してどんなイメージを持っているだろうか。おそらく多くの人が論理展開を示す道しるべのようなものだと思っているのではないだろうか。そのイメージは正しい。   … 続きを読む»

サスペンドされたっきり、それが降ろされることはない〜こころ

2020.08.06 (木)

  サスペンドされたっきり、それが降ろされることはない ぶつ切り感が半端ない。     始めも終わりも中途半端なところでブツリと切られて、ストーリーを中途半端にして本の中に閉じ込めている感じ … 続きを読む»

16世紀に生きたケタ違い哲学者の主著を、現代の僕が理解できるのが面白い〜方法序説

2020.07.30 (木)

  面白い。     いや、「方法序説」がこんなに簡単に読めるものだとは思っていなかった。ルネ・デカルトは16世紀フランスの哲学者・数学者で、「近世哲学の祖」や「合理主義哲学の祖」と言われて … 続きを読む»

シェイクスピアのリア王を読んで老害について考えた〜リア王

2020.07.28 (火)

  「老害」という言葉がある。     これは周囲に迷惑をかける老人を指す言葉であるが、警察官をやっていると、老害に出会うことが本当に多い。警察官とはトラブルを解決するのが仕事であるので、ト … 続きを読む»

ジュリエットの名言「どうしてあなたはロミオなの?」から具体と抽象について考えた〜シェイクスピア名言集

2020.07.27 (月)

  「おお、ロミオ、ロミオ、どうしてあなたはロミオなの?」     この言葉を聞いたことがある人は多いだろう。16世紀イギリスの劇作家、ウィリアム・シェイクスピアの作品「ロミオとジュリエット … 続きを読む»

シェイクスピアのオセローを読んで見立てることの大切さについて考えてみた〜オセロー

2020.07.26 (日)

  「見立てる」とはどういう意味か。   ネットでその言葉を調べてみると、 1 見て良し悪しを決めること。また、見て物を選定すること。 2 (医者の)診断。 3 趣向。思いつき。考え。 4 和歌・俳句 … 続きを読む»

シェイクスピアのマクベスを読んで古典文学を読む意義について考えてみた〜マクベス

2020.07.24 (金)

  最近、古典に凝っている。現代小説ではなく、なにゆえわざわざ読むのが面倒な古典を読むのか。古典を読む意義は何か。     まずは、「アウトプットの際に利用しやすい」というのがある。文章を書 … 続きを読む»

古典を読む意義は、昆虫がケースで飼育される前を考えるのと似ている〜罪と罰(その2)

2020.07.23 (木)

けれどここに落とし穴があって、調味料の弊害である。というのも、元の野菜の味を活かすことができなくなるのだ。調味料を効かせることによって、子どもは野菜を食べられるようになる。けれど野菜本来の味を味わって食べているのかという … 続きを読む»

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